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管理者のための学習パス

管理者のための学習パス

IBM Cloud® Kubernetes Service、クラスタの作成、クラスタのリソースとライフサイクルの管理、 IBM Cloud Kubernetes Service の強力なツールを使用したクラスタ・ワークロードのセキュア化、管理、および監視を行います。

環境の計画

ワークロードに合った最大の可用性と容量を得られるようにクラスターを設計することから始めます。

  1. 環境についての戦略:

    1. クラスターのための Kubernetes の戦略を定義します。例えば、環境に作成するクラスター数を決定したりします。
    2. セキュリティーの戦略を計画します。例えば、ネットワークのセグメンテーションやワークロードの分離を確保したりします。
  2. クラスターのセットアップ: 環境を計画したら、具体的なクラスターのセットアップを計画します。

    1. サポート対象のインフラストラクチャー・プロバイダーを選択します。
    2. クラスタネットワークのセットアップを計画する。
    3. 高可用性が得られるようにクラスターを計画します。
    4. ワーカー・ノードのセットアップを計画します。

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クラスターを作成する

ユース・ケースとクラウド環境に合わせてインフラストラクチャー、ネットワーク、および可用性のセットアップをカスタマイズしたクラスターを作成します。

  1. ファイアウォール: 企業ファイアウォールがある場合は、必ず、IBM Cloud Kubernetes Service を使用できるように必要なポートと IP アドレスを開いてください。
  2. CLI および API:
    1. クラスターの作成と操作に必要な CLI をセットアップします。 クラスタで作業する際には、 コマンド・リファレンスを 参照し、 CLI変更ログで CLIバージョンの更新を追跡してください。
    2. オプションで、API による自動デプロイメントをセットアップします。 クラスタを操作する際には、 IBM Cloud Kubernetes Service APIリファレンスと Community Kubernetes APIリファレンスを参照してください。
  3. クラスター・デプロイメント:
    1. クラスターを作成します
    2. クラスターが使用可能な状態になったら、クラスターにアクセスします。
    3. 複数のアベイラビリティー・ゾーンにクラスターを分散させます。 クラシック・クラスターへのワーカー・ノードの追加 または VPC クラスターへのワーカー・ノードの追加 を行います。
  4. ユーザー・アクセス:
    • ユーザー・アクセスの戦略を計画して、許可されたクラスター・ユーザーもクラスターにアクセスできるようにします。
    • ユーザーの正しいアクセス・ポリシーと役割を選択します。 クラスタインスタンス、 Kubernetes ネームスペース、またはリソースグループへのユーザアクセスの範囲を選択します。

お困りですか? クラスターおよびマスターのトラブルシューティングおよびワーカー・ノードのトラブルシューティングを参照してください。

ネットワークの管理

以下のオプションのトピックを参照して、クラスター・コンポーネントのネットワーク接続や他のネットワークへの接続を管理できます。 例えば、クラスターのワークロードを他のプライベート・ネットワークのワークロードに接続しなければならない場合などがあります。 また、クラスターのアプリを公開するロード・バランサー・サービスのために、追加のポータブル IP アドレスを用意しなければならなくなった場合なども、このセクションに戻ることになります。

クラスターの保護

標準装備のセキュリティー機能を使用して、クラスターのインフラストラクチャーとネットワーク通信を保護し、コンピュート・リソースを分離し、インフラストラクチャー・コンポーネントとコンテナー・デプロイメントにわたりセキュリティー・コンプライアンスを確保できます。

  1. セキュリティー戦略: まずは、クラスターで使用可能なすべてのセキュリティー・オプションを確認します。
  2. ネットワークのセキュリティー:
  3. ワークロードのセキュリティー:
    1. マスターのローカル・ディスクやシークレットなど、クラスター内の機密情報を暗号化します。
    2. Container Registry で提供されているようなプライベート・イメージ・レジストリーを開発者のためにセットアップして、レジストリーやプッシュ可能なイメージ・コンテンツへのアクセスを制御します。
    3. ポッドの優先度を設定して、クラスターのワークロードを構成する各ポッドの相対的な優先度を示します。
    4. ポッドセキュリティポリシー(PSP)を構成して、ポッドを作成および更新できるユーザを許可します。

ロギングおよびモニタリング

ロギングとモニタリングをセットアップすると、問題のトラブルシューティングや、Kubernetes クラスターとアプリの正常性とパフォーマンスの改善に役立ちます。

  1. クラスタとアプリのロギング : IBM Cloud Logs などの ロギング・ソリューションを選択 し、コンテナ・ログとユーザー主導の管理アクティビティを監視する。

  2. 監査ログ記録: IBM Cloud Logs への Kubernetes API 監査ログの転送

  3. モニタリング: IBM Cloud® Monitoring などのモニタリング・ソリューションを選択して、アプリのパフォーマンスと正常性を運用面で可視化します。

お困りですか? ロギングとモニタリングのトラブルシューティングを参照してください。

レジストリーおよび CI/CD の追加

クラスターのためのイメージ・レジストリーと継続的統合/継続的デリバリー (CI/CD) パイプラインをセットアップします。

  1. レジストリー: 開発者がアプリのデプロイメント YAML ファイルでレジストリーからイメージをプルできるように、イメージ・レジストリーを選択してセットアップします。
  2. CI/CD:

ストレージの追加

アプリの要件、保管するデータのタイプ、そのデータにアクセスする頻度に基づき、可用性の高い永続ストレージを計画して追加します。

  1. 要件: ストレージ・ソリューションの要件を決定します。
  2. ソリューションの選択: ストレージ要件を基に、非永続ストレージ単一ゾーン永続ストレージ、またはマルチゾーン永続ストレージを比較して、ストレージ・ソリューションを選択します。

お困りですか? 永続ストレージ・ソリューションに関するトラブルシューティング・ページを参照してください。

統合の追加

さまざまな外部サービスやカタログ・サービスを Kubernetes クラスターと統合して、クラスター機能を拡張します。

  1. サポートされている統合を確認します。
  2. クラスターにサービスを追加します。

お困りですか? アプリと統合のトラブルシューティングを参照してください。

ライフサイクルの管理

クラスターのライフサイクルのすべてのフェーズを通して、クラスターとワーカー・ノードを管理します。

お困りですか? クラスターとマスターワーカー・ノード、またはクラスター自動スケーリングのトラブルシューティングを参照してください。