x86 仮想サーバー・イメージ
x86 アーキテクチャーで IBM Cloud® Virtual Servers for Virtual Private Cloud をプロビジョンする場合、サポートされる仮想サーバーのオペレーティング・システムのストック・イメージ、仮想サーバーのオペレーティング・システムのバンドル・ストック・イメージ、または IBM Cloud Object Storageからインポートするカスタム・イメージを選択できます。 選択するイメージによって、インスタンス用にプロビジョンされるオペレーティング・システムが決まります。 選択したイメージが仮想サーバー・オペレーティング・システム・バンドル・ストック・イメージである場合、そのバンドルの一部であるソフトウェアもインスタンスに含まれます。
ストック・イメージ
仮想サーバーを作成する際は、ストック・イメージとして提供されている以下のオペレーティング・システムを選択することができます。
サポートされる x86_64 ストック・イメージ・オペレーティング・システム
画像 | アーキテクチャー |
---|---|
CentOS 7.x | x86-64 |
CentOS ストリーム, 9.x 10.x | x86-64 |
Debian 10.x, 11.x, 12.x | x86-64 |
Fedora Core OS | x86-64 |
Red Hat Enterprise Linux 8.x, 9.x | x86-64 |
Red Hat Enterprise Linux for SAP 8.x, 9.x | x86-64 |
RHEL AI 1.x | x86-64 |
ロッキー Linux 8.x、 9.x | x86-64 |
SUSE Linux Enterprise Server 12.x, 15.x | x86-64 |
SUSE Linux Enterprise Server for SAP 12.x、 15.x | x86-64 |
Ubuntu 20.04.x, 22.04.x, 24.04.x | x86-64 |
Windows 2016、2019、2022 | x86-64 |
Red Hat のサポートの詳細については、 Red Hat および IBM Cloud® インフラストラクチャに関する FAQ を 参照のこと。
RHEL AIでサポートされるユースケースについては、 Red Hat Enterprise Linux AIを参照。
サポートされる x86_64 仮想サーバーのオペレーティング・システム・バンドル・ストック・イメージ
画像 | アーキテクチャー |
---|---|
Windows Server 2019 Standard Edition と SQL Server 2019 Web Edition | x86-64 |
IBM Z (s390x プロセッサー・アーキテクチャー) のイメージについて詳しくは、 s390x 仮想サーバー・イメージ を参照してください。
インスタンスをオーダーする際、作成時間を最適化するために、イメージは cloud-init 対応になっています。 cloud-init 対応のイメージでは、ユーザー・データの提供が可能です。 オーダー・フォームの**「ユーザー・データ」**フィールドに、サーバーのオプションの cloud-init ユーザー・データを入力できます。 ユーザー・データと自動化について詳しくは、ユーザー・データを参照してください。
オペレーティングシステムのURLなど、各オペレーティングシステムの詳細には、APIコールの List all operating systemsを使用してアクセスできます。
ストック・イメージの命名規則
IBM 提供のストックのパブリック・イメージは、すべて次の規則を使用して命名されています。
ibm-<family>-<version>-<type>-<architecture>-<build>
以下に例を示します。
ibm-centos-7-6-minimal-amd64-2
イメージ名を構成している各変数について以下のリストで説明します。
- 先頭の接頭部である
ibm-
は、IBM 提供のイメージに使用されます。 カスタム・イメージに、この接頭部を付けることはできません。 family
コンポーネントは、 redhat、*debian、 windows-server などのオペレーティング・システム・ファミリーを提供する。- 構成要素
version
は、オペレーティング・システムのバージョン (Ubuntu 18.04 の場合は 18-04、Windows 2012 R2 の場合は 2012-r2 など) を表しています。 - 構成要素
type
は、オペレーティング・システム・イメージの最小化レベル (minimal や full など) を表しています。 - 構成要素
architecture
は、オペレーティング・システム・イメージでサポートされる vCPU アーキテクチャー (amd64 など) を表しています。 build
コンポーネントは小さな非負の整数で、オペレーティング・システムの新しいビルドが作成されるたびにインクリメントされる。 ビルド値以外が同じイメージ名であれば、ビルド値が最も高いイメージが、そのオペレーティング・システムの最新のイメージになります。
コマンド・ライン・インターフェースでコマンド ibmcloud is images を実行すると、ストック・イメージを含め、現在のイメージのリストを表示できます。
イメージの命名規則は変更されることがあります。 イメージ名のリストは、プログラムで解析または解釈するためのものではありません。 GET /images API を使用すると、構造化された形式のメタデータを取得できます。
カスタム・イメージ
IBM Cloud Object Storage からイメージをインポートして、それを新しい仮想サーバー・インスタンスの作成に使用できます。
要件
カスタム・イメージは、以下の要件を満たしている必要があります。
- 単一のファイルまたはボリュームが含まれている
- qcow2 または vhd 形式である
- cloud-init 対応である
- ストック・イメージとしてサポートされているオペレーティング・システムである
- サイズが 250 GB を超えていない
- サイズは 10 GB 以上である。10 GB 未満のイメージは 10 GB に切り上げられる
カスタム・イメージについて詳しくは、カスタム・イメージの計画を参照してください。
次のステップ
プロファイルを選択したら、次はインスタンスの計画と作成を行います。