IBM Cloudant ダッシュボードの使用
IBM® Cloudant® for IBM Cloud® ダッシュボードを使用して、IBM Cloudant データベースを作成し、そのデータベースにデータを取り込み、照会または API エンドポイントを使用してデータを取得します。 APIエンドポイントの詳細については、APIおよびSDKのリファレンスを参照してください。
目標
- IBM Cloudant ダッシュボードを開きます。
- データベースの作成。
- データベースへの JSON 文書の追加および照会の実行。
- データベースの複製。
- アクティブ・タスクのモニター。
- IBM Cloudant によるモニター。
開始前に
このチュートリアルを開始する前に、 IBM Cloud でサービス・インスタンスを作成します。 入門チュートリアルの指示に従って作成することができます。
IBM Cloudant ダッシュボードでのサービス・インスタンスのオープン
以下の手順でIBM Cloudantサービスインスタンスを開きます:
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IBM Cloud ダッシュボードに移動します。
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リソース・リストで**「サービス」**をクリックします。
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「サービス」セクションで、
Cloudant-o7
入門* チュートリアルで作成した * インスタンスをクリックし、**「ダッシュボードを起動」**をクリックします。 IBM Cloudant ダッシュボードが開きます。
これでデータベースを作成し、それに対してクエリーを実行できるようになった。
データベースの作成
この実習では、dashboard-demo
データベースを作成します。 データベースを作成します。
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IBM Cloudant ダッシュボードで**「データベースの作成」**をクリックします。
「データベースの作成」ウィンドウが開きます。
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データベース名
dashboard-demo
を入力します。 -
**「非パーティション」を選択し、「作成」**をクリックします。
dashboard-demo
データベースが自動的に開きます。
これで、文書を作成できます。
データベースへの文書の追加
この演習で作成する文書には、 後の演習で dashboard-demo
データベースの照会に使用するデータが含まれます。
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**「文書の作成」**をクリックします。
「新規文書 (New Document)」ウィンドウが開きます。
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次のサンプル・テキストをコピーして、新規文書内の既存テキストを置き換えます。 文書 1 では、以下のサンプル・テキストを使用します。
{ "firstname": "Sally", "lastname": "Brown", "age": 16, "location": "New York City, NY", "_id": "doc1" }
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手順 1 と 2 を繰り返して、他の 4 つの文書をデータベースに追加します。 文書 2 では、以下のサンプル・テキストを使用します。
{ "firstname": "John", "lastname": "Brown", "age": 21, "location": "New York City, NY", "_id": "doc2" }
文書 3 では、以下のサンプル・テキストを使用します。
{ "firstname": "Greg", "lastname": "Greene", "age": 35, "location": "San Diego, CA", "_id": "doc3" }
文書 4 では、以下のサンプル・テキストを使用します。
{ "firstname": "Anna", "lastname": "Greene", "age": 44, "location": "Baton Rouge, LA", "_id": "doc4" }
文書 5 では、以下のサンプル・テキストを使用します。
{ "firstname": "Lois", "lastname": "Brown", "age": 33, "location": "New York City, NY", "_id": "doc5" }
dashboard-demo
に 5 つの文書が取り込まれました。 以下の画面キャプチャーのテーブル・ビューで文書を確認できます。サンプル文書
単純照会の実行
この例では、IBM Cloudant 照会が lastname
と firstname
に基づいて文書を検索する方法を示します。
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**「照会」**をクリックします。
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次のサンプル JSON をコピーして、新しい照会ウィンドウ内の既存テキストを置き換えます。
{ "selector": { "lastname" : "Greene", "firstname" : "Anna" } }
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**「照会の実行」**をクリックします。
照会の結果が表示されます。 以下の画面キャプチャーのテーブル・ビューでそれを確認できます。
Query results
詳しくは、 IBM Cloudant 照会 チュートリアルまたは IBM Cloudant 照会の API リファレンスを参照してください。
データベースの複製
データベースを複製すると、2 つのデータベース (ソースとターゲット) の状態が同期されます。 複製では、ソース・データベース内で行われたすべての変更がターゲット・データベースにコピーされます。 文書がソース・データベースから削除されると、その文書がターゲット・データベースからも削除されます。
詳しくは、複製を参照してください。
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**「複製 (Replication)」**をクリックします。
-
**「新規複製 (New Replication)」**をクリックします。
「ジョブ構成 (Job configuration)」ページが開きます。
さらに、「アクション」列の**「複製 (Replicate)」**をクリックして、「データベース (databases)」ページから複製を作成することもできます。
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複製ジョブに関する以下の情報を入力します。 「ソース」セクションでは、以下の情報を使用します。
- タイプ (Type) - **「リモート・データベース (Remote database)」**を選択します。
- 名前 - 次のデータベース URLを入力します。
$SERVICE_URL/query-movies
- 認証 (Authentication) -
None
のままにします。
「ターゲット」セクションでは、以下の情報を使用します。
- タイプ (Type) - **「新規ローカル・データベース (New local database)」**を選択します。
- 新規データベース (New database) - 新規データベースの名前
query-movies
を入力します。 - 新規データベース・オプション (New database options) - 「パーティション (Partitioned)」オプションは選択しないでください。
- 認証 (Authentication) - **「IAM 認証 (IAM Authentication)」**を選択します。
- IAM API キー - インスタンスのサービス資格情報からの
apikey
を入力します。
詳しくは、サービス資格情報の検索に関するセクションを参照してください。
「オプション」セクションでは、以下の情報を使用します。
- 複製タイプ (Replication type) -
One time
のままにします。 - レプリケーション文書 -
Custom ID (optional
のままにしておく。
Replication configuration page -
**「複製の開始 (Start Replication)」**をクリックします。
「複製 (Replication)」ページが開き、複製ジョブが実行されていることが分かります。
Status of your replication job -
ジョブが「完了 (Completed)」に変更されたときの状況を確認します。
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「データベース (databases)」ページでデータベースが作成されたことを確認します。
「データベース」ページ
アクティブ・タスクのモニター
「アクティブ・タスク (Active tasks)」ページに、実行中のすべてのタスクのリストが表示されます。 システムのパフォーマンスをモニターするときに、このリストは潜在的な問題を見つけるのに役立ちます。 圧縮、複製、および索引付けなど、アクティブ・タスクのリストが表示されます。 詳しくは、タスクの管理のガイドを参照してください。
インスタンスにアクティブなタスクがない場合は、直前のステップに戻り、query-movies
データベースを削除してから、再度複製することができます。 「アクティブ・タスク」ページをすぐに開くと、その複製が表示されます。
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**「アクティブ・タスク」**をクリックします。
「アクティブ・タスク」ページが開きます。
アクティブ・タスク -
関連するタブをクリックして、タスク固有の情報を表示します。
IBM Cloudant でのモニター
読み取り、書き込み、およびグローバル照会でのスループットを示すグラフを使用して、使用量をモニターします。 現在の操作、拒否された要求、およびストレージ使用量が分かります。
ここで使用しているサービス・インスタンスは、デモンストレーションのみを目的としたものであるため、データは含まれません。 しかし、以下の手順を踏むことで、どのようなモニタリング情報が利用できるかを確認することができます:
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**「モニタリング」**をクリックします。
「モニタリング」ページが開き、「現在の操作」タブが表示されます。 読み取り、書き込み、およびグローバル照会に分けて要求を調べ、プロビジョン済みスループット能力の最近の消費量を検討します。 点線は、インスタンスに対して許容されるピーク容量です。 ピーク容量は、プロビジョン済みスループット能力の設定内容に基づきます。
現在の操作 -
**「拒否された要求」**をクリックします。
ある秒からの拒否されたリクエストの数を、
429: too many requests
の回答数で表示する。 要求が拒否されるのは、インスタンスに設定されたプロビジョン済みスループット能力を超えたときです。 読み取り、書き込み、およびグローバル照会に分けて、拒否された要求がグラフに示されます。![拒否された要求]タブには、拒否された要求が読み取り、書き込み、グローバルクエリ別に表示されます。](images/denied-requests-tab.png)
-
**「ストレージ」**をクリックします。
プランのプロビジョニングを変更する必要がある場合に対応できるように、定期的にストレージを検討します。
ストレージ
詳しくは、『プランおよびプロビジョン』を参照してください。