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IP アドレスについて

IP アドレスについて

IBM Cloud® Virtual Private Cloud の IP アドレスは、RFC 1918 仕様に基づいて作成された IPv4 アドレスです。 VPC IPv4 アドレスは、VPC リソースが IBM バックボーン内およびインターネット内で通信できるようにします。

VPC 内に作成されるサブネットは、アドレス接頭部を表します。これらの IP アドレスは、この接頭部から作成できます。 これらのアドレス接頭部は、作成できる個々の IP アドレスの数を示すアドレス範囲を持つ CIDR です。 例えば、 /26 CIDR ブロックでは、最大 59 個の IP アドレスを使用できます。

IP アドレスの階層

VPC の IPv4 アドレスはアドレス接頭部から作成され、それらのアドレス接頭部は VPC 内に作成されます。 その後、CIDR を使用して、アドレス接頭部の範囲内に収まるアドレスのサブセット範囲または最大範囲を指定してサブネットを作成できます。 たとえば、CIDRが 172.16.0.0/12 IPアドレスの範囲は 172.16.0.0-172.31.255.255 作成できる IP アドレスは 1048576 個あります。 浮動 IP を作成すると、浮動 IP はサブネット CIDR 内から IP アドレスを受け取ります。 この浮動 IP をインスタンスのパブリック・ゲートウェイまたはネットワーク・インターフェースに割り当てて、インターネットを介した接続と通信を可能にするインターネット IP アドレスを指定できるようになりました。

パブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスの違いについて

パブリック IPv4 アドレスを使用すると、インターネット上の VPC リソースと通信できます。 1 つの例として、仮想インスタンスがあります。 IP アドレスを使用して浮動 IP を作成し、その浮動 IP を仮想インスタンスのネットワーク・インターフェースに接続すると、浮動 IP はインターネットを介して情報を送受信できるようになります。 もう 1 つの例は、パブリック・ゲートウェイです。 IP アドレスを使用して浮動 IP を作成し、その浮動 IP をサブネットのパブリック・ゲートウェイに接続すると、サブネット内のすべてのインスタンスがインターネットを介して情報を送信できるようになりますが、インスタンスは情報を受信できません。

プライベート IPv4 アドレスにより、VPC 内での通信が可能になります。 サブネットが作成されると、VPC のデフォルト・アドレス接頭部から 10.xxx.xxx.xxx IP アドレスを受け取ります。これはカスタマイズできます。 この内部アドレス接頭部は、サブネット内の通信のため、およびサブネットが存在する VPC のゾーン間の通信のために、サブネット・リソースに割り当てられます。