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ルーティング・テーブルの経路のリスト表示

ルーティング・テーブルの経路のリスト表示

コンソール、CLI、API、Terraformを使ってVPCルーティングテーブルの経路を一覧できます。

コンソールでルーティングテーブルのルートを一覧表示する

コンソールでVPCルーティングテーブルのルートを一覧表示するには、次の手順に従います:

  1. IBM Cloud コンソールからナビゲーションメニューの [Menu]アイコンを 選択し、 [Infrastructure VPC]アイコン >[ Network ]>[ Routing tables]の順にクリックします。 「VPC 用のルーティング・テーブル」ページが表示されます。
  2. ルーティング・テーブル名をクリックするか、ルーティング・テーブルに関連付けられている経路の数をクリックします。 「ルーティング・テーブルの詳細」ページが表示され、ルーティング・テーブルに関連付けられている経路がリスト表示されます。

各列の説明を次に示します。

目的地ルートの詳細
説明
名前 経路の名前。
接続先 経路の宛先 CIDR。
状態

ライフサイクルの状態。 カスタム経路の状態には以下のものがあります。

  • 保留中 - 指定された VPC およびゾーンにプロビジョニング中です。
  • 安定 - プロビジョニングが正常に行われました。
  • 削除中 - **「安定」状態または「失敗」**状態の経路を削除しています。
  • 削除済み - 削除が正常に行われました。
  • 失敗 - この経路は機能していません。 この状態では、経路を削除することしかできません。
ゾーン ゾーンを示します。
アクション

値は次のとおりです。

  • 転送 - パケットをネクスト・ホップのターゲットに経路指定します。 アドレス接頭部が同じ複数の経路を追加できます。 仮想ルーターは、複数の異なるネクスト・ホップ IP アドレスを使用して、等価コスト・マルチパス (ECMP) の経路指定を実行します。
  • ドロップ - パケットをドロップします。
  • Delegate- システムのルーティングテーブルを使ってパケットをルーティングする。[1]
ネクスト・ホップ パケットの転送先のネクスト・ホップの IP アドレス。
経路の起点 経路の起点。

CLIからルーティングテーブルのルートを一覧表示する

開始する前に、 CLI 環境をセットアップします

VPC ルーティング・テーブルのすべての経路をリストするには、次のコマンドを実行します。

ibmcloud is vpc-routing-table-routes VPC ROUTING_TABLE [--output JSON] [-q, --quiet]

ここで、

VPC
VPCのIDまたは名前。
ROUTING_TABLE
VPCルーティングテーブルのIDまたは名前。
--output
出力フォーマットを指定します。
--q, --quiet
詳細出力を指定します。

APIでルーティングテーブルのルートを一覧表示する

APIを使ってルートの詳細を表示するには、以下の手順に従ってください:

  1. API 環境をセットアップします。

  2. API コマンドで使用する以下の値を変数に格納します。

    export VpcId=<your_vpc_id>
    export RoutingTableId=<your_routing_table_id>
    export RouteId=<your_route_id>
    
  3. ルーティング・テーブル内のすべての経路をリストします。

    curl -X GET "$vpc_api_endpoint/v1/vpcs/$vpc_id/routing_tables?version=$api_version&generation=2" \
    -H "Authorization: Bearer $iam_token"
    

Terraformでルーティングテーブルのルートを一覧表示する

Terraform を使用してルーティング・テーブルの経路をリストするには、以下の手順を実行します。

  1. Terraform環境をセットアップする。

  2. 以下の例のいずれかを使用してください:

    • すべての経路をリストする場合:

      data "ibm_is_vpc_routing_table_routes" "example" {
        vpc           = ibm_is_vpc.example.id
        routing_table = ibm_is_vpc_routing_tables.example.routing_table
      }
      

      ibm_is_vpc_routing_table_routes リソースについて詳しくは、 Terraform レジストリー を参照してください。

    • ID を持つ単一経路を取得するには、以下のようにします。

      data "ibm_is_vpc_routing_table_route" "example_route" {
        vpc             = ibm_is_vpc.example_vpc.id
        routing_table = ibm_is_vpc_routing_table.example_rt.routing_table
        route_id         = ibm_is_vpc_routing_table_route.example_route.route_id
      }
      

      ibm_is_vpc_routing_table_route リソースについて詳しくは、 Terraform レジストリー を参照してください。


  1. システム・ルーティング・テーブルは、VPC ごとに管理されます。 VPC は複数のゾーンをまたぐことができます。そのような VPC のシステム・ルーティング・テーブルはゾーンごとに異なります。 トラフィックの発信元のサブネットに関連付けられているカスタム・ルーティング・テーブルに、対応する経路が見つからない場合に、システム・ルーティング・テーブルがトラフィックのルーティングに使用されます。 ↩︎