IBM Cloud Docs
ストレージ

ストレージ

IBM Cloud® for VMware® Regulated Workloads は、複数のストレージ・タイプを使用します。

管理クラスター

管理クラスタのストレージは vSAN™ です。セキュリティ要件により、マルチテナントの共有ストレージは許可されておらず、このようなケースでは vSAN の使用が必須となります vSAN を使用するには、管理クラスタに最低4台の VMwareを展開する必要があります。

ゲートウェイ・クラスター

ゲートウェイクラスタはローカルデータストアのみを使用します。 vSRX ノードには vSphere DRS の機能が必要でないため、vSRX ノードのサポートにはローカル・データストアが適しています。 vSRXの回復力は、 vSRXクラスタリングメカニズムの機能であり、基盤となるホストに依存するものではありません。

ワークロード・クラスター

ワークロード・クラスターでは、vSAN を使用する必要があります。vSAN は、アカウント内のすべてのワークロード・データを保持し、ワークロード・クラスターにデプロイされたアプリケーションに回復力を提供する、IBM Cloud 上の唯一のストレージ・オプションです。 すべてのワークロード・クラスターは、vSAN 要件を満たすために 4 台以上の ESXi ホストを使用して形成されます。

ベアメタル・ストレージの設計

物理ストレージの設計は、物理ホストに搭載する物理ディスクの構成と、共有ネットワークに接続するストレージ (ある場合) の構成から成ります。 これには、オペレーティング・システム (vSphere ESXi) と、仮想マシン (VM)のストレージとして使用するディスクも含まれます。 VM 用のストレージは、VMware® vSAN によって仮想化されるローカル・ディスクで構成されます。

ストレージ・オプション

オペレーティング・システム・ディスク

vSphere ESXi ハイパーバイザーは、永続ロケーションにインストールされます。 物理ホストのブート・ドライブは、単一の M.2 ソリッド・ステート・ドライブで構成されています。

vSAN ディスク

VMware vSAN は、必要なストレージ・プラットフォームです。vSAN は、オールフラッシュ構成を使用します。 この設計では、2U および 4U シャーシ、さまざまなディスク数、さまざまなディスク・サイズなど、いくつかの構成オプションが用意されています。

どの構成でも、ソリッド・ステート・ディスク (SSD) で構成される 2 つの vSAN ディスク・グループが使用されます。

  • キャッシュ層としてディスク 2 台 (ディスク・グループごとに 1 台)
  • 容量層として SSD 2 台以上 (ディスク・グループごとに 1 台以上。ドライブの台数は各ディスク・グループで同じでなければなりません)

vSAN 消費に割り振られるドライブはすべて、単一ディスク RAID 0 内に構成されます。