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vCenter Server の接続ストレージについて

vCenter Server の接続ストレージについて

マーケティング終了 :2025年10月31日をもって、 VMware Solutions の新規導入は終了しました。 既存の顧客は、 IBM Cloud® 上のアクティブな VMware® ワークロードを引き続き使用し、拡張することができる。 詳細については、 IBM Cloud の VMware のマーケティング終了を 参照してください。

接続ストレージは、VMware vCenter Server® オファリングの拡張機能です。 vCenter Server の接続ストレージ・ソリューション・アーキテクチャーには、ソリューションのコンポーネント、および設計での各コンポーネントの構成概要が詳しく示されます。

vCenter Server の設計について詳しくは、VMware Solutions の概要を参照してください。

vCenter Server の接続ストレージの主な利点

接続ストレージは VMware® 環境に必須のものではありませんが、共有ストレージ・デバイスとして使用すると、ユーザーの IT 運用に多くのメリットがあります。 共有ストレージデバイスを使用することで、高可用性(HA)、分散リソーススケジューラ、スト レージ容量の効率的な使用、および次の表で説明する vSphere 機能を有効にすることによる 管理の簡素化を実現することができます。

vCenterServer用接続ストレージの機能説明
関数 説明
vSphere Distributed Resource Scheduler およびリソース・プール この機能は、ロード・バランシングおよび仮想マシン (VM) の配置によってリソースの抽象化と柔軟な管理を可能にします。 リソース・プールは階層にグループ化され、使用可能な CPU とメモリー・リソースを階層的に分離するために使用されます。
vSphere この機能は、クラスター内の VM とホストの高可用性を (VM をプールすることで) 実現します。 クラスター内のホストはモニターされます。 障害が発生すると、障害が発生したホストの VM が別のホストで再起動されます。
vSphere データ・ストア・クラスター この機能は、データ・ストアの集合に対して、共有リソースと共有管理インターフェースを利用できるようにします。
vSphere フォールト・トレランス この機能は、停止時間や中断時間を無くして、完全なホスト障害が発生した場合でも、VM の継続的可用性を保証します。