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フォーティネット FortiGate VM 設計

フォーティネット FortiGate VM 設計

FortiGate® VM ソリューションは、IBM Cloud® for VMware Solutions オファリングを補完するために、VMware® 環境内のネットワークに次世代ファイアウォール (NGFW) 機能を提供します。 これらのサービスは、VMware 環境にデプロイされた 1 つ以上の FortiGate 仮想アプライアンスのペアによって提供されます。

FortiGate VM does not replace NSX–T™ but rather complements and enhances the existing VMware NSX® architecture when installed into your VMware Cloud Foundation for Classic - Automated instance on IBM Cloud®. FortiGate VM は、管理アクセス用に構成された 1 つのネットワーク・インターフェース (port1) と、クライアントのデータ・プレーン内の 9 つの使用可能なネットワーク・インターフェースを備えた仮想アプライアンスのペアとしてデプロイされます。 ネットワークとルートを適切に構成すれば、FortiGate VM を使用して、ネットワーク・トポロジーのすべての Tier の間でネットワーク・セキュリティーを提供できます。

トポロジー

図1に示すように、いくつかの異なる戦略に従ってFortiGateVMを展開できます。

FortiGate VM deployment topologies
FortiGate VM deployment topologies

この図では、FCR は IBM Cloud フロントエンド (パブリック) カスタマー・ルーターであり、BCR は IBM Cloud バックエンド (プライベート) カスタマー・ルーターです。 IBM Cloud ネットワーク設計について詳しくは、物理ネットワーク設計を参照してください。

IBM Cloud エッジサービス

VMware ESXi™ ゲートウェイ クラスターを VMware Cloud Foundation for Classic - Automated インスタンスの一部としてデプロイできます。 このクラスターは、お客様が選択した IBM Cloud パブリック VLAN およびプライベート VLAN にファイアウォール・サービスおよびゲートウェイ・サービスを提供するために、IBM Cloud お客様ルーターとピア化するように構成されます。 このゲートウェイクラスタには、任意の仮想ファイアウォール技術を導入できますが、IBM Cloudでは、これらのファイアウォールおよびゲートウェイサービスのオプションとしてFortiGateVMを採用しています。 このアプローチを使用すると、FortiGate VM アプライアンスは以下のようなサービスを提供できます。

  • パブリック・ネットワークとプライベート・ネットワークの間のファイアウォール。
  • プライベート VLAN とそれらの中のサブネットの間のファイアウォール。 例えば、ワークロードと管理のために別々のクラスターを別々の VLAN にデプロイし、エッジを使用して管理とワークロードの間の接続を制限することができます。
  • プライベート環境 (NSX エッジとネットワークを含む) と外部環境 (オンプレミス・ネットワークなど) の間のネットワーク・ピアリング。
  • これらのネットワークに対する VPN や IPS などの拡張ファイアウォール・サービス。

前の図では、このトポロジーをFortiGate-VMEdgeコンポーネントで説明しています。

仮想ファイアウォール・アプライアンス

また、管理ネットワークやワークロード・ネットワーク内に、FortiGate VM を仮想ファイアウォール・アプライアンスとして直接デプロイすることもできます。 このアプローチでは、FortiGate VM アプライアンスでは以下の機能を実行できます。

  • パブリック・ネットワークとプライベート・ネットワーク (NAT、ファイアウォール、VPN など) の間のゲートウェイ・ファイアウォール
  • プライベート・ネットワークと NSX オーバーレイの間のゲートウェイ・ファイアウォール
  • NSX オーバーレイ・ネットワーク内の異なるワークロード層の間のゲートウェイ・ファイアウォール

さらに、FortiGate VM はサービス・チェーニングを使用して NSX–T と直接統合できます。

前の図では、これらのトポロジをFortiGate-VMInternalコンポーネントで説明しています。