VLAN スパンニング
VLAN スパンニングにより、アカウント上のすべてのデバイスがプライベート・ネットワークを使用して相互に通信できるようになります。 この機能は古いアカウント専用であり、アカウントの VRF 機能と同時に使用することはできません。
Virtual Routing and Forwarding (VRF) を有効にできないか、有効にしない場合にのみ、VLAN スパンニングを有効にしてください。 詳しくは、 ネットワーク・セグメンテーション を参照してください。
VLAN スパンニングについて
IBM Cloud® では、さまざまな目的に VLAN スパンニングを使用できます。また、VLAN スパンニングはデバイス通信に影響を与えます。 作業を始める前に VLAN スパンニングの基本について理解するため、以下の情報に目を通してください。
VLAN スパンニングの仕組み
VLAN スパンニングを有効にすると、ルーティングされるすべてのトラフィックが、アカウント上のすべてのプライベート VLAN をまたいですべてのプライベート・サブネット間を行き来することができます。 VLAN スパンニングにより、ルーティングされるトラフィックのグローバルな通信が必要となるビジネスのニーズに対応できます。 例えば、複数のプライベート・サブネットに配置されたデバイス同士の通信が必要な場合、配置先の VLAN が同じであるか別であるかは無関係に、VLAN スパンニングを有効にすることができます。
スパンニングを有効にすると、アカウント全体に影響します。 VLAN スパンニングから特定のサブネット、VLAN、デバイスを除外することはできません。 現在、サーバーを役割や階層に分けるためにプライベート・サブネットだけに依存している場合、VLANスパニングを有効にすると、その分離がなくなります。
デフォルト値
デフォルトでは、VLAN スパンニングは無効です。 2 つの異なるプライベート・サブネット上のデバイスは、VLAN が同じであるか別であるかにかかわらず、IP トラフィックを相互に送信することができません。
VLAN スパンニングの管理
アカウントの VLAN スパンニングを有効または無効にできます。
このオプションは、VLAN スパンニングと非互換のアカウントには表示されません。
アカウント設定を更新するには、次の手順に従います。
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ブラウザから IBM Cloudコンソールを開き、アカウントにログインします。
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コンソールから、ナビゲーションメニューアイコンの
ンをクリックし、Infrastructure > Classic Infrastructreをu選択します。
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**「ネットワーク」>「IP 管理」>「VLAN」**を選択します。
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必要に応じて VLAN スパンニングを有効または無効にするには、「VLAN スパンニング」 トグル・ボタンを選択します。
短時間で VLAN スパンニングを切り替えると、アプリケーションで遅延が生じることがあります。
更新要求は、最大で処理に 15 分かかることがあります。 変更の確認がページに表示されます。 これらのステップを繰り返すことで、VLAN スパンニング設定をいつでも更新できます。