共有ストレージのセットアップとマウント
共有ストレージとは、XenServer で使用できる任意の方式のストレージであるストレージ・リポジトリー (SR) です。 共有と非共有という 2 つのカテゴリーから SR を選択できます。 共用 SR では、複数のノードが同じプールからストレージ・ロケーションを共用することができます。 IBM Cloud® は、SR、NFS、および LVMoiSCSI (LVM over iSCSI) の 2 つのオプションをサポートします。
NFS ボリュームのセットアップとマウント
NFS サーバーをインストールし、お客様の別のシステムから、または IBM Cloud QuantaStor サーバーを使用して NFS サーバーを管理する必要があります。 以下の手順に従って、XenCenter で NFS リポジトリーをマウントします。
- XenCenter コンソールを開きます。
- **「新規ストレージ」**をクリックします。
- 新しいダイアログ・ボックスで、「仮想ディスク ストレージ (Virtual disk storage)」 > **「NFS」**を選択します。
- 新規 SR に適切な名前を付けます。
- **「共有名」**の下に server:/path を入力します。
- **「スキャン」**をクリックします。
このプロセスにより、既存の SR がないか NFS 共有がスキャンされます。
iSCSI ストレージのセットアップとマウント
iSCSI LUN は、お客様が管理するストレージ・サーバーのものでも、IBM Cloud® Block Storage for Classic ボリュームのものでもかまいません。 XenCenter で iSCSI ノードをマウントするには、以下の手順を実行します。
Block Storage for Classic ボリュームの IQN およびターゲット IP アドレスは、 IBM Cloud コンソールから取得できます。
- XenCenter コンソールを開きます。
- **「全般」>「プロパティ」**に移動し、IQN を設定します。
- **「新規ストレージ」**をクリックします。
- 新しいダイアログ・ボックスで、**「仮想ディスク ストレージ」>「ソフトウェア iSCSI」**に移動します。
- 新規 SR の適切な名前を入力します。
- iSCSI ターゲットのホスト名または IP を入力します。ポートはデフォルトの 3260 のままにしておきます。
- **「CHAP を使用する」**を選択します。
- Lun のユーザー名とパスワードを入力します。
- **「ターゲットホストのスキャン」**をクリックします。
- **「ターゲット IQN」**オプションを選択します。
- **「ターゲット LUN」**オプションを選択します。
- IQN フィールドと Lun フィールドに値が設定されたら、**「完了」**をクリックします。 ターゲットがスキャンされて既存の SR がないか検査されます。 SR が存在していれば、新規 SR を作成するか既存の SR に付加するか、インストーラーから尋ねられます。
すべてのサーバーが 1 つのプール内に存在していれば、iSCSI リポジトリーは自動的に共有されます。
計画されているかどうかにかかわらず、すべてのストレージおよびネットワーク・イベントを通じて継続的にサービスを提供できるようにサーバーを適切に構成することが不可欠です。 マルチパスが正しくセットアップされていることを確認します。 マルチパスの構成について詳しくは、 XenServer の資料(){: external}を参照してください。