Hyper-V 仮想マシンのマイグレーション
開始前に
始めに、以下の前提条件を確認してください。
- 互換性のあるサーバー。
- ソース・サーバーから宛先サーバーに接続する方法。
- ソース・サーバーと宛先サーバーが同じ VLAN 上に存在すること。 これらが同じ VLAN 上にない場合は、仮想マシンの IP の再発行が必要です (サポート・チケットを開く必要があります)。
- 仮想マシンに正常なネットワーク・アップリンクが設定されていて、正常なソフトウェア、サポートされるソフトウェアがインストールされていること。
Hyper-V 仮想マシンの再配置が必要になる理由
Hyper-V 仮想マシンの再配置が必要になる一般的な理由には、以下の 2 つがあります。
- VM が存在しているハードウェアが正常に機能していない。
- 現在のホスト・サーバーのリソースが不足してきた。 どちらの場合も、前述の要件を満たしていれば、素早く Hyper-V をマイグレーションできます。次の手順を実行してください。
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ソース・サーバーにログインして、Hyper-V マネージャーを開きます。 宛先サーバーにマイグレーションする仮想マシンを選択します。
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マイグレーションする仮想マシンをシャットダウンします。 次に、サーバーの操作リストで**「エクスポート」**を選択し、エクスポート・ファイルのロケーションを入力します。
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これで、ソース・サーバーで RDP を使用し、C: ドライブがマウントされた宛先サーバーにログインして、ファイルを引き継ぐことができます。
ここでは、RDP によるリソースのマウントを使用して、ファイルを転送しました。 このプロセスの転送方式 (Windows 共有、RDP によるリソースのマウント、FTP、およびその他の転送方式) の中から自分に最も適した転送方式を選択できます。
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エクスポートしているファイルが Hyper-V ハード・ディスク (VHD) のデフォルトの場所にあることを確認します。 デフォルトの場所は
C:\Users\Public\Documents\Hyper-V\Virtual hard disks
です。 このデフォルトの場所を変更し、どこに変更したかがわからない場合は、**「Hyper-V の設定」>「仮想マシンのインポート」**を選択すると、その場所を確認できます。 -
エクスポートしたファイルを見つけて**「インポート」**をクリックすると、その仮想マシンに存在していたすべての構成とファイルが、Hyper-V マネージャー内に取り込まれます。 サーバーがオンラインになり、稼働状態になりました。 サーバーが要件を満たしておらず、宛先サーバーが別の VLAN 内にある場合には、Secondary on VLAN としてルーティングされるポータブル・サブネットの IP アドレスに仮想マシンを再設定する必要があります。