VMware ESXi へのパブリック・アクセスの有効化
デフォルトでは、ESXi ホストと一緒にインストールされるサービス・コンソールは、プライベート・ネットワークにしか接続されません。 つまり、ESXi ホスト上ではパブリック・ネットワークとの間でパブリック・トラフィックを送受信できません。
まずは、VMware vSphere Client を使用してサーバーのプライベート・インターフェースに接続する必要があります。
このセットアップを実行するには、サーバーの「プライマリー」のパブリック IP の情報が必要です。
ESXi ホストにログインした後、以下の手順を使用してパブリック・インターフェースを有効にします。
-
一般には、ルーティングを修正するために、プライベート IP を使用して SSH 接続でサーバーにログインします。
esxcfg-route -l
を実行して、現在の経路を確認します。- 実行
esxcfg-route -a 10.0.0.0/8 [your servers private gateway ip]
esxcfg-route [your servers public gateway]
を実行して、パブリック・ゲートウェイがデフォルトであることを確認します。
-
vSphereにログインします。
-
「構成」タブをクリックして、 「ネットワーク」 をクリックします。
-
vSwitch1 について、 「プロパティ」>「追加」 をクリックします。
-
「VM Kernel」 を選択して、 「次へ」 をクリックします。
- この設定はそのままでかまいません。 わかりやすいように、ネットワークのラベルを「VMKernelPublic」に変更しても良いでしょう。
- サーバーのパブリック IP 情報を入力します。
- VM カーネルのデフォルト・ゲートウェイを設定するために、 「編集」 をクリックしてパブリック・ゲートウェイ IP を入力し、 「OK」 をクリックします。 切断は正常であり、予期されるものです。
これで、パブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスの両方を使用して、サーバーにアクセスできます。
ESXi へのパブリック IP アクセスを有効化することには、固有のセキュリティー・リスクがあります。 ESXi へのアクセスを必要とするユーザーだけがアクセスできるように、適切な対応策を取ってください。