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レスキュー・モードの起動

レスキュー・モードの起動

レスキュー・モードとは、OS を再ロードしないと通常は解決できないようなシステムの問題をトラブルシューティングするために、ベア・メタル・サーバーや仮想サーバーをユーザーがオンラインにできるように設計されたライブ・レスキュー環境です。 レスキュー・モードは IBM Cloud® コンソールで開始する必要があります。 デバイスでレスキュー・モードを開始するには、以下のステップを使用します。

始めに

まず、デバイス・メニューに移動して、タスクを完了するための正しいアカウント権限があることを確認します。

  • コンソールのデバイス・メニューに移動します。 詳しくは、デバイスへのナビゲートを参照してください。
  • 必要なアカウント権限とデバイス・アクセス権限があることを確認します。 アカウントの所有者、またはクラシック・インフラストラクチャーの**「ユーザーの管理」**権限を持つユーザーのみが、権限を調整できます。

権限について詳しくは、クラシック・インフラストラクチャー許可およびデバイス・アクセスの管理を参照してください。

レスキュー・モードの起動

レスキュー・モードを起動するには、次の手順を使用します。

CentOS バージョン 7 以上では、Linux® の仮想サーバー構成に 6 GB 以上の RAM が必要です。 Linux® の仮想サーバー構成の RAM が 6 GB 未満である場合、CentOS バージョン 5 が使用されます。

  1. **「デバイス」メニューから「デバイス・リスト」**を選択します。
  2. **「デバイス・リスト」**から、レスキューするデバイス名をクリックします。
  3. アクション」メニューで、**「レスキュー・モード」**を選択します。
  4. **「はい」**をクリックすると、デバイスがレスキュー・モードに即時に変更されます。

Windows インスタンスのレスキュー・モードの起動

  1. **「デバイス」メニューから「デバイス・リスト」**を選択します。
  2. **「デバイス・リスト」**から、レスキューするデバイス名をクリックします。
  3. アクション」メニューで、**「イメージからのブート」**を選択します。
  4. パブリック・イメージ WindowsRescueStandalone.iso の横の*「このイメージからブート (Boot from this image)」*を選択します。

次のステップ

レスキュー・モードを開始すると、デバイスの電源遮断および再始動が実行されて、デバイスのオペレーティング・システム用のレスキュー・モードが起動します。 このプロセスには数分かかることがあります。

デバイスへのリモート・アクセスは、デバイスの IP アドレスから実行できます。 レスキュー・モードでデバイスにアクセスするには、IBM Cloud コンソールに記録されているデバイスの root 資格情報または管理者資格情報を使用する必要があります。 レスキュー・モードを使用している時は、通常どおり開始されたデバイスと同様に、トラブルシューティング、問題の検出、および問題の解決を行うことができます。 必要な場合、レスキュー・モード OS にドライブをマウントすることができます。 レスキュー・モードを終了し、デバイスを通常の環境に戻すには、IBM Cloud コンソールでデバイスを再始動するか、レスキュー・モード OS からデバイスを再始動します。

デバイスの再始動について詳しくは、仮想サーバーの管理を参照してください。