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SSH 経由で仮想サーバーにログインできないのはなぜですか?

SSH 経由で仮想サーバーにログインできないのはなぜですか?

SSH を使用して仮想サーバーにログインできません。

SSH を使用して仮想サーバーにログインできない理由はいくつかあります。

  • root に対する SSH を介したリモート・ログインは無効になっています。
  • SSH 用にポートが構成されていない
  • ファイアウォールによって SSH トラフィックがブロックされている
  • セキュリティー・グループによって SSH トラフィックがブロックされている

SSH を使用してログインの問題の解決を試みるには、以下のトラブルシューティング・タスクを試行します。

  • root の SSH 経由のリモート・ログインが無効になっている

    root に対する SSH を介したリモート・ログインは、ご使用のサーバーの SSH 構成 (/etc/ssh/sshd_config) で無効になっている可能性があります。 以下の手順に従って root のログイン用に SSH を有効にします。

    セキュリティー上の理由から、リモート SSH ログインに対して root を有効にしないことをお勧めします。 代わりに、リモート SSH ログイン用の非 root ユーザーを作成してください。

    1. 仮想サーバーの KVM IPMI コンソールにログインします。

    2. root として、 /etc/ssh/sshd_config 内の sshd_config ファイルを編集します。

      nano /etc/ssh/sshd_config

    3. このファイルの Authentication セクションに、「PermitRootLogin yes」という行を追加します。 この行が既に存在しており、「#」でコメント化されていることがあります。 以下の例では「#」を削除します。

      #LoginGraceTime 2m

      PermitRootLogin yes

      #StrictModes yes

      #MaxAuthTries 6

      #MaxSessions 10

    4. 更新した /etc/ssh/sshd_config ファイルを保存します。

    5. sshd サービスを再始動します。

      • Ubuntu または Debian Linuxの場合は、 sudo systemctl restart ssh.service を実行します。
      • RHEL および CentOS Linux ユーザーは、 sudo systemctl restart sshd.service を実行します。
  • SSH 用にポートが構成されていない

    /etc/ssh/sshd_config ファイルで、SSH 用に構成されているポート番号を確認します。 デフォルトでは、SSH はポート 22 で構成されています。 ただしセキュリティー上の理由から、管理者がこのポートを変更していることがあります。

  • ファイアウォールによって SSH トラフィックがブロックされている

    SSH ポートのトラフィックがファイアウォールによってブロックされている可能性があります。 詳しくは、パブリック・サブネットへの SSH および ping の許可を参照してください。

  • セキュリティー・グループによって SSH トラフィックがブロックされている

    セキュリティー・グループを使用して仮想サーバーを保護している場合は、SSH トラフィックを許可する必要があります。 詳しくは、セキュリティー・グループとルールの作成を参照してください。