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グローバル IP アドレスの操作

グローバル IP アドレスの操作

グローバル IP アドレスは、**「サブネット」**ページで管理できます。

前提条件

グローバル IP アドレスのルーティングを変更するには、以下のクラシック・インフラストラクチャー許可が必要です。

  • ネットワーク・サブネット経路の管理
  • すべてのハードウェアへのアクセスを許可
  • すべての仮想サーバーへのアクセスを許可

グローバル IP アドレスの管理

グローバル IP アドレスを管理するには、以下の手順を実行します。

  1. ブラウザーから、IBM Cloud コンソールを開き、アカウントにログインします。

  2. ダッシュボードでメニューアイコン をクリックし、インフラストラクチャー > クラシックインフラストラクャーのチ順に選択します。

  3. クラシック・インフラストラクチャーのナビゲーション・メニューで、**「ネットワーク」>「IP 管理」>「サブネット」**を選択します。

  4. 管理したいグローバルIPアドレスを見つける。 必要であれば、[Filter subnets] セクションを使用し、[Global] を[Type] として選択し、グローバルIPアドレスのみを表示する。

  5. 管理するグローバル IP のオーバーフロー・メニュー オーバーフロー・メニュー をクリックします。

    グローバル IP は、IBM Cloud ネットワーク内のどのサーバーにでもルーティングできる静的 IP アドレスです。 現時点での静的 IP アドレス・オファリングは、同じデータ・センター内の IP アドレスにのみルーティングできますが、グローバル IP アドレスには、この制限は適用されません。

  6. オーバーフロー・メニューから実行する操作を選択します。 注記の編集、グローバル IP アドレスのルーティングまたはルーティング解除サブネットのキャンセルを行えます。

グローバルIPアドレスの1つ以上に Target の値がないことに気づくかもしれない。 これは、グローバルIPアドレスが現在ルーティングされておらず、サービス中でないことを示す。

グローバル IP のサーバーへの追加

ご使用のサーバーがグローバル IP のトラフィックを受け入れるためには、その IP が正しくシステムに追加されている必要があります。 以下のセクションに示すように、システムごとに若干異なるコマンドが必要となります。

Linux サーバー

Linux サーバーの各バージョン向けの指示を以下に示します。

Red Hat/CentOS

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1:1 を編集します

以下の行を追加します。

DEVICE=eth1
IPADDR=[Global IP address]
NETMASK=255.255.255.255
NETWORK=[Network of the Primary IP Block]
ONBOOT=yes

Debian/Ubuntu

/etc/network/interfaces を編集します

以下の行を追加します。

post-up ip addr add [Global IP address]/32 dev eth1
post-down ip addr del [Global IP address]/32 dev eth1

システムが正常に動作しない場合は、# を次に有効な数値に置き換えて、以下の行を代わりに追加してください。

auto eth1:#
iface eth1:# inet static
address [Global IP address]
netmask 255.255.255.255
gateway [Server Primary Public Gateway]

Windows サーバー:

  1. **「スタート」>「コントロール パネル」>「ネットワーク接続」>「ローカル エリア ネットワーク (パブリック) (プロパティー)」**を選択します。
  2. **「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択して、「プロパティー」>「詳細設定」**をクリックします。
  3. IP アドレスのセクションで**「追加」**を選択して、IP アドレスおよびサブネット・マスクを入力します。
  4. この作業が完了したら、**「OK」**をクリックしてデスクトップに戻ります。

設定が有効になっていることを確認するには、**「スタート」>「ファイル名を指定して実行」>「cmd」**と進んで DOS プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

ipconfig /all

注:

  • この例のように eth1:1 ファイルが既にサーバー上にある場合、最後の桁を次の有効整数まで大きくしてください。
  • グローバル IP アドレスから新規サーバーまたは VSI への変更は、約 5 分で有効になります。
  • IBM Cloud ネットワークにおいて、経路変更が更新されるまで 1 分はかかりません。
  • グローバル IP アドレスは、ローカル・ロード・バランサーには無効です。
  • グローバル IP アドレスは、固有のサブネットから配布されます。既存のカスタマー IP アドレスを変換したり、グローバル IP アドレスとして使用したりすることはできません。
  • グローバル IP アドレスそれ自体は、ヘルス・チェックを持っていないので自動フェイルオーバー・ソリューションではありません。 ただし、DNS 伝搬を回避する場合は、フェイルオーバー環境のためのコンポーネントとしてグローバル IP アドレスを使用できます。

リソース制限

1 つのアカウントで所有できるグローバル IP アドレスは、IP バージョンごとに 5 つのみです。 例えば、5 つの IPv4 グローバル IP アドレスと 5 つの IPv6 グローバル IP アドレスを所有できます。