グローバル IP アドレスの操作
グローバル IP アドレスは、**「サブネット」**ページで管理できます。
前提条件
グローバル IP アドレスのルーティングを変更するには、以下のクラシック・インフラストラクチャー許可が必要です。
- ネットワーク・サブネット経路の管理
- すべてのハードウェアへのアクセスを許可
- すべての仮想サーバーへのアクセスを許可
グローバル IP アドレスの管理
グローバル IP アドレスを管理するには、以下の手順を実行します。
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ブラウザーから、IBM Cloud コンソールを開き、アカウントにログインします。
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ダッシュボードで
をクリックし、インフラストラクチャー > クラシックインフラストラクャーのチ順に選択します。
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クラシック・インフラストラクチャーのナビゲーション・メニューで、**「ネットワーク」>「IP 管理」>「サブネット」**を選択します。
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管理したいグローバルIPアドレスを見つける。 必要であれば、[Filter subnets] セクションを使用し、[Global] を[Type] として選択し、グローバルIPアドレスのみを表示する。
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管理するグローバル IP のオーバーフロー・メニュー
をクリックします。
グローバル IP は、IBM Cloud ネットワーク内のどのサーバーにでもルーティングできる静的 IP アドレスです。 現時点での静的 IP アドレス・オファリングは、同じデータ・センター内の IP アドレスにのみルーティングできますが、グローバル IP アドレスには、この制限は適用されません。
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オーバーフロー・メニューから実行する操作を選択します。 注記の編集、グローバル IP アドレスのルーティングまたはルーティング解除、サブネットのキャンセルを行えます。
グローバルIPアドレスの1つ以上に Target の値がないことに気づくかもしれない。 これは、グローバルIPアドレスが現在ルーティングされておらず、サービス中でないことを示す。
グローバル IP のサーバーへの追加
ご使用のサーバーがグローバル IP のトラフィックを受け入れるためには、その IP が正しくシステムに追加されている必要があります。 以下のセクションに示すように、システムごとに若干異なるコマンドが必要となります。
Linux サーバー
Linux サーバーの各バージョン向けの指示を以下に示します。
Red Hat/CentOS
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1:1
を編集します
以下の行を追加します。
DEVICE=eth1
IPADDR=[Global IP address]
NETMASK=255.255.255.255
NETWORK=[Network of the Primary IP Block]
ONBOOT=yes
Debian/Ubuntu
/etc/network/interfaces
を編集します
以下の行を追加します。
post-up ip addr add [Global IP address]/32 dev eth1
post-down ip addr del [Global IP address]/32 dev eth1
システムが正常に動作しない場合は、# を次に有効な数値に置き換えて、以下の行を代わりに追加してください。
auto eth1:#
iface eth1:# inet static
address [Global IP address]
netmask 255.255.255.255
gateway [Server Primary Public Gateway]
Windows サーバー:
- **「スタート」>「コントロール パネル」>「ネットワーク接続」>「ローカル エリア ネットワーク (パブリック) (プロパティー)」**を選択します。
- **「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択して、「プロパティー」>「詳細設定」**をクリックします。
- IP アドレスのセクションで**「追加」**を選択して、IP アドレスおよびサブネット・マスクを入力します。
- この作業が完了したら、**「OK」**をクリックしてデスクトップに戻ります。
設定が有効になっていることを確認するには、**「スタート」>「ファイル名を指定して実行」>「cmd」**と進んで DOS プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
ipconfig /all
注:
- この例のように
eth1:1
ファイルが既にサーバー上にある場合、最後の桁を次の有効整数まで大きくしてください。 - グローバル IP アドレスから新規サーバーまたは VSI への変更は、約 5 分で有効になります。
- IBM Cloud ネットワークにおいて、経路変更が更新されるまで 1 分はかかりません。
- グローバル IP アドレスは、ローカル・ロード・バランサーには無効です。
- グローバル IP アドレスは、固有のサブネットから配布されます。既存のカスタマー IP アドレスを変換したり、グローバル IP アドレスとして使用したりすることはできません。
- グローバル IP アドレスそれ自体は、ヘルス・チェックを持っていないので自動フェイルオーバー・ソリューションではありません。 ただし、DNS 伝搬を回避する場合は、フェイルオーバー環境のためのコンポーネントとしてグローバル IP アドレスを使用できます。
リソース制限
1 つのアカウントで所有できるグローバル IP アドレスは、IP バージョンごとに 5 つのみです。 例えば、5 つの IPv4 グローバル IP アドレスと 5 つの IPv6 グローバル IP アドレスを所有できます。