カスタマイズの使用上の注意
IBM Watson® Speech to Text サービスでカスタマイズを使用するには、カスタム・モデルの所有権、作成できるカスタム・モデルの数の制限、および情報セキュリティーと要求ロギングなどのトピックに注意する必要があります。 これらのトピックは、サポートされるすべての言語およびモデル・タイプに共通です。
カスタム・モデルの所有権
カスタム・モデルの所有元は、そのモデルを作成するために使用された資格情報を持つ Speech to Text サービスのインスタンスです。 カスタム・モデルに対して何らかの操作を行うには、そのサービス・インスタンスの資格情報を、カスタマイズ・インターフェースのメソッドで使用する必要があります。 他のサービス・インスタンス用に作成された資格情報を使用して、そのカスタム・モデルを表示したりそのカスタム・モデルにアクセスしたりすることはできません。
同じ Speech to Text サービス・インスタンス用に取得されたすべての資格情報は、そのサービス・インスタンス用に作成されたすべてのカスタム・モデルに対するアクセス権を共有します。 特定のカスタム・モデルへのアクセスを制限するには、別のサービス・インスタンスを作成し、そのサービス・インスタンスの資格情報のみを使用してモデルの作成と操作を行ってください。 他のサービス・インスタンスの資格情報では、そのカスタム・モデルを操作対象にすることはできません。
同一サービス・インスタンスの複数の資格情報の間で所有権を共有する利点は、例えば一連の資格情報が漏えいした場合に、それらの資格情報を取り消し可能であることです。 そうすれば、同じサービス・インスタンス用に新しい資格情報を作成して、元の資格情報で作成されたカスタム・モデルに対する所有権とアクセスを維持することができます。
カスタム・モデルの最大数
所有するサービス資格情報ごとに作成できるカスタム言語モデルは 1024 個以下、カスタム音響モデルは 1024 個以下です。 どちらのタイプであろうと、カスタム・モデルを 1024 個より多く作成しようとすると、エラーが返されます。 既存のモデルが失われることはありませんが、作成しようとしているカスタム・モデルのタイプについて、モデル数が 1024 の制限を下回るまで、これ以上のモデルを作成することはできません。
機密保護
カスタム言語モデルとカスタム音響モデルについて追加または更新されたデータに、顧客 ID を関連付けることができます。 顧客 ID をコーパス、カスタム単語、文法、および音声リソースに関連付けるには、次のメソッドを使用して X-Watson-Metadata ヘッダーを渡します。 必要に応じて、後で DELETE /v1/user_data メソッドを使用してデータを削除できます。
POST /v1/customizations/{customization_id}/corpora/{corpus_name}POST /v1/customizations/{customization_id}/wordsPUT /v1/customizations/{customization_id}/words/{word_name}POST /v1/customizations/{customization_id}/grammars/{grammar_name}POST /v1/acoustic_customizations/{customization_id}/audio/{audio_name}
また、Speech to Text コンソールから IBM Cloud サービスのインスタンスを削除すると、そのサービス・インスタンスに関連付けられているすべてのデータが自動的に削除されます。 これには、すべてのカスタム言語モデル、コーパス、文法、単語、およびすべてのカスタム音響モデルと音声リソースが含まれます。 このデータは、顧客 ID がデータに関連付けられているかどうかに関係なく、自動的にパージされます。
詳しくは、機密保護を参照してください。
要求ロギングとデータ・プライバシー
IBM Cloud
カスタマイズ・インターフェースの呼び出しの要求ロギングがサービスでどのように処理されるのかは、その要求に依存します。
- サービスは、カスタム・モデルを作成するために使用されたデータをログに記録しません。 例えば、カスタム言語モデル内のコーパスと単語を操作する際は、
X-Watson-Learning-Opt-Out要求ヘッダーを設定する必要はありません。 ご使用のトレーニング・データが、サービスの基本モデルを改善するために使用されることはありません。 - カスタム・モデルが認識要求で使用された場合、サービスはデータをログに記録します。 アカウント・レベルで、または
X-Watson-Learning-Opt-Out要求ヘッダーをtrueに設定することによって、要求ロギングをオプトアウトすることができます。
詳しくは、要求ロギングを参照してください。