IBM Cloud Docs
ドリフトの管理

ドリフトの管理

ドリフトは、デプロイされたリソースの状態が、プロジェクトで定義した構成と異なる場合に発生します。 ドリフトを自動的に検出するようにプロジェクトをセットアップできます。 その後、ドリフトが検出された場合は、構成を再デプロイすることで変更をオーバーライドできます。 あるいは、構成を変更して変更を適用することもできます。

これは、評価およびテストの目的で使用可能な試験的フィーチャーであり、予告なしに変更される可能性があります。

自動ドリフト検出のセットアップ

ユーザーまたはチームのメンバーは、プロジェクトの設定を更新することで、自動ドリフト検出を有効にすることができます。 ドリフト検出を使用すると、日次チェックを実行して、構成をデプロイ済みリソースと比較し、差異を検出することができます。

  1. プロジェクト・ダッシュボードにナビゲートし、 「管理」 タブを開きます。
  2. 「設定」 をクリックします。
  3. 「ドリフトの検出」「オン」 に切り替えます。

ユースケースで必要であれば、 IBM Cloud® Schematicsから手動でドリフト検出スキャンを実行することができます。 自動ドリフト検出のスケジュールへの影響を心配することなく、スキャンを手動でトリガーできます。 詳しくは、 ワークスペースでのドリフトの検出 を確認してください。

ドリフトの修正

プロジェクトの 「アクティビティー」 タブで、日次ドリフト検出スキャンのすべての履歴項目を確認できます。 ドリフトが検出された場合、またはスキャンの実行に失敗した場合は、 「注意が必要」 ウィジェットに最新の更新も表示されます。 ドリフトが検出されない場合は、 アクティビティー ・ログのみが更新されます。 ドリフトを修正するには、以下の手順に従ってください。

  1. 「ドリフトの検出 (Drift detected)」 項目の 「要対応 (Needs attention)」 ウィジェットを確認します。
  2. ドリフト関連の項目をクリックして、ログを表示します。
  3. 識別された変更を確認します。
    1. デプロイ済みリソースに対する変更をオーバーライドするには、 「再デプロイ」 をクリックします。
    2. 構成またはデプロイ可能アーキテクチャーを更新して、変更を適用します。