IBM i 仮想マシン (VM) のネットワーク・インターフェースを追加/削除する方法
IBM PowerVC バージョン 1.2.2 以降、IBM PowerVC は、動的にネットワーク・インターフェース・コントローラー (NIC) を VM に追加したり、NIC を VM から削除したりできます。 IBM PowerVC では、マシンのデプロイメント後に作成された新しいネットワーク・インターフェースには、IP アドレスは設定されません。 NIC を削除すると、その NIC に設定されていた IP アドレスは解放されます。 Power Virtual Server の IBM i VM をパブリック・ネットワークから切断することにした場合は、IBM i VM のネットワーク・インターフェースを削除してから再追加する必要があります。
パブリック・ネットワークのトグルをオフにしてからオンにすると、Power Virtual Server ユーザー・インターフェースで新しい内部 IP アドレスと外部 IP アドレスが再生成されます。 この手順を完了するには、Power Virtual Server ユーザー・インターフェースで新しい内部 IP アドレスを確認する必要があります。
IBM i VM からのネットワーク・インターフェースの削除
IBM i VM の TCP/IP アドレスを変更する方法について説明します。 システムの TCP/IP アドレスは、TCP/IP がアクティブであるときでも変更できます。 ただし、対象の TCP/IP インターフェースは非アクティブにする必要があります。 詳細な手順については、 IBM System i システムの TCP/IP アドレスの変更を参照してください。
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TCP/IP アドレスを変更する前に、アドレスに関連付けられているルートがないか調べます。 「NETSTAT *IFC」画面でオプション 8 を選択します。 オプション 5 を選択してルートの詳細を表示することをお勧めします。 ルートを再追加するときに参照できるように、必ず、F6 を押して詳細情報を印刷してください。 画面にリストされているすべての non-*DIRECT ルートについて、この手順を実行する必要があります。
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CFGTCP
コマンドを実行し、TCP/IP ルートを操作するための オプション 2 を選択します。 削除するルートの横でオプション 4 を選択します。 そのルートで行われているすべての通信は、ルートを削除すると強制終了されます。 -
実際に変更するには、インターフェースを非アクティブにして削除した後に、再追加する必要があります。 「NETSTAT *IFC」画面の非アクティブ化するインターフェースの横でオプション 10 を選択します。
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非アクティブにしたインターフェースを削除するために、
CFGTCP
コマンドを実行し、そのメニューからオプション 1 を選択します。 削除するインターフェースの横でオプション 4 を選択します。 ネットワーク・インターフェースの除去:Work with TCP/IP Interfaces System: RCHASSLH Type options, press Enter. 1=Add 2=Change 4=Remove 5=Display 9=Start 10=End Internet Subnet Line Line Opt Address Mask Description Type ___ 9.5.186.23 255.255.255.0 SITETRN *TRLAN ___ 9.5.186.222 255.255.255.0 SITETRN *TRLAN _4_ 10.10.10.1 255.255.255.0 SITETRN *TRLAN ___ 127.0.0.1 255.0.0.0 *LOOPBACK *NONE Bottom F3=Exit F5=Refresh F6 Print list F11-Display interface status F12=Cancel F17=Top F18=Bottom
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インターフェースを削除したら、回線の記述 (LIND) をオフに変更する必要があります。
IBM i VM へのネットワーク・インターフェースの追加
パブリック・ネットワークのトグルをオフにしてからオンにすると、Power Virtual Server ユーザー・インターフェースで新しい内部 IP アドレスと外部 IP アドレスが再生成されます。 Power Virtual Server ユーザー・インターフェースで、(外部 IP アドレスにマップされている) 新しい内部 IP アドレスを確認する必要があります。 新しいインターフェースには、その新しい内部 IP アドレスを指定します。
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ルートとインターフェースを削除したら、逆の順序で新しい構成を作成します。 **「ADDTCPIFC」**画面を表示するには、
CFGTCP
コマンドを実行し、オプション 1 を選択します。 ほとんどの構成では、更新する必要があるフィールドは最初の 3 つだけです。 -
Power Virtual Server ユーザー・インターフェースで確認した新しい内部 IP アドレスを**「インターネット・アドレス」**フィールドに追加します (引用符に上書き入力できます)。
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新しいサブネット・マスクを**「サブネット・マスク」**フィールドに追加します。
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参照用に印刷したものを使用して、残りのフィールドに入力します。 LIND は、削除したインターフェースに定義されていた LIND と同じでなければなりません。
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インターフェースを追加したら、「NETSTAT *IFC」画面でオプション 9 を選択してインターフェースをアクティブにします。
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新しいインターフェースがアクティブであることを確認するために、コマンド・ラインからアドレスを ping します。 ping が応答する場合、インターフェースは正常に機能しています。
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最後に、このインターフェースを使用する新しいルートがあれば追加します。 メニューからオプション 2
CFGTCP
を選択して、新しいルートを追加できます。 **「オプション (Opt)」**列に 1 を入力して新しいルートを追加し、Enter キーを押します。
ネットワーク・インターフェースの追加:
```
Add TCP/IP Interface (ADDTCPIFC)
Type choices, press Enter
Internet address. . . . . . . . . . > . .
Line description. . . . . . . . . . ____________ Name, *LOOPBACK..
Subnet mask . . . . . . . . . . . ____________
Associated local interface. . . . . . . . *NONE
Type of service. . . . . . . . . . *NORMAL *MINDELAY, *MAXTHRPUT..
Maximum transmission unit. . . . . . . . *LIND 576-16388, *LIND
Autostart. . . . . . . . . . . . *YES *YES, *NO
PVC logical channel identifier. . . . . . . ____________ 001-FFF
+ for more values ____________
X.25 idle circuit timeout. . . . . . . . 60 1-600
X.25 maximum virtual circuits. . . . . . . 64 0-64
X.25 DDN interface. . . . . . . . . . *NO *YES, *NO
TRLAN bit sequencing. . . . . . . . . *MSB *MSB, *LSB
```