マスターの正常性の確認
仮想プライベート・クラウド クラシック・インフラストラクチャー
クラスター・マスターの正常性を確認します。
マスターの正常性、状況、および状態の確認
マスターの障害の影響について
Red Hat OpenShift マスターは、クラスターを稼働状態に保つための主要なコンポーネントです。 マスターは、クラスターの真実の単一点 (Single Point of Truth) として機能する etcd データベースに、クラスター・リソースとその構成を保管します。 Red Hat OpenShift API サーバーは、ワーカー・ノードからマスターへのすべてのクラスター管理要求、またはクラスター・リソースと対話する場合のメインエントリー・ポイントです。
マスター障害が発生した場合、ワークロードはワーカー・ノードで引き続き実行されますが、マスターの Red Hat OpenShift API サーバーがバックアップされるまで、oc
コマンドを使用してクラスター・リソースを処理したりクラスターの正常性を表示したりすることはできません。 マスターの停止中にポッドがダウンした場合、ワーカー・ノードが再び Red Hat OpenShift API サーバーにアクセスできるようになるまで、ポッドのスケジュール変更をすることはできません。
マスターの障害時にも、ibmcloud oc
コマンドを IBM Cloud Kubernetes Service API に対して実行して、ワーカー・ノードや VLAN などのインフラストラクチャー・リソースを操作することができます。 ワーカー・ノードをクラスターに追加したり、クラスターから削除したりして現在のクラスター構成を変更した場合、マスターがバックアップされるまで変更は行われません。
マスターの障害時はワーカー・ノードを再始動またはリブートしないでください。 このアクションにより、ワーカー・ノードからポッドが削除されます。 Kubernetes API サーバーが使用できないため、ポッドをクラスター内の他のワーカー・ノードにスケジュール変更をすることができません。