cURL の使用
端末のコマンド・ライン・ツール cURL で、URL 構文を使用して IBM Cloud Monitoring サービスを管理することができます。
cURL 構文
cURL コマンドを実行するには、端末から以下の構文を使用します。
curl -X <METHOD> <MONITORING_ENDPOINT>/<API_URL> <-H HEADERS,> [-d DATA]
説明
<METHOD>
は、実行したいREST API呼び出しのタイプを示す。<MONITORING-ENDPOINT>
は、モニタリング・インスタンスが利用可能なエンドポイントを示します。 詳しくは、Monitoring エンドポイントを参照してください。 例えば、us-south で使用可能なインスタンスのエンドポイントはhttps://us-south.monitoring.cloud.ibm.com
です。<API_URL>
API URLの詳細については、 REST APIエンドポイントを 参照してください。HEADERS
は、追加情報 (IBM Cloud Monitoring サービスを認証するための情報など) を追加します。DATA
では、必要になる可能性のある追加情報を渡すことができます。
IAM トークンのヘッダー
IBM Cloud Monitoring REST API を使用してルーチン・タスクを自動化し、通知をモニターする場合に、IAM トークンを使用して Monitoring サービスを認証します。
cURL コマンドに以下のオプションを追加し、IAM トークンを使用して IBM Cloud Monitoring サービスを認証します。
-H "Authorization: $AUTH_TOKEN"
-H "IBMInstanceID: $GUID"
-H "SysdigTeamID: $TEAM_ID"
説明
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IBMInstanceID
は、cURL コマンドでターゲットにする IBM Cloud Monitoring インスタンスの GUID を示します。モニタリング・インスタンスのGUIDを取得するには、以下のコマンドを実行する:
ibmcloud resource service-instance <NAME> --output json | jq -r '.[].guid'
-
Authorization
は、IBM Cloud Monitoring サービス・インスタンスの認証に使用される IAM トークンを示します。IAM
AUTH_TOKEN
トークンを取得するには、コマンドibmcloud iam oauth-tokens | awk '{print $4}'
を実行します。詳しくは、IAM API トークンの取得を参照してください。
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SysdigTeamID
は、チームの GUID を示します。GUID を取得するには、Monitoring チームの ID の取得を参照してください。
Monitoring トークンのヘッダー
Monitoring REST API を使用してルーチン・タスクを自動化し、通知をモニターする場合は、IBM Cloud Monitoring API トークンを使用して Monitoring サービスを認証することもできます。
cURL コマンドに以下のコマンド・オプションを追加し、IBM Cloud Monitoring トークンを使用して Monitoring サービスを認証します。
-H "Authorization: Bearer $SYSDIG_TOKEN"
Monitoring トークンを取得するには、Monitoring API トークンの取得を参照してください。
cURL API 照会の実行
IAM トークンを使用して cURL API 照会を実行して認証を行うには、以下のステップを実行します。
-
IAM トークンを設定します。
AUTH_TOKEN=$(ibmcloud iam oauth-tokens | awk '{print $4}')
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IBM Cloud Monitoring インスタンス GUID を設定します。
GUID=$(ibmcloud resource service-instance <NAME> --output json | jq -r '.[].guid')
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cURL API 照会を実行します。
curl -X <METHOD> <MONITORING_ENDPOINT>/<API_URL> -H "Authorization: $AUTH_TOKEN" -H "IBMInstanceID: $GUID" -H "content-type: application/json"
例えば、JSON ファイルを使用してアラート定義と通知チャネルが定義されるアラートを作成するには、以下のコマンドを実行します。
curl -X POST \
https://us-south.monitoring.cloud.ibm.com/api/alerts \
-H 'Authorization: Bearer eyJraW...' \
-H 'IBMInstanceID: fc8ceb8a-...' \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d @alert.json