ヘルス・チェックの実行
ロード・バランサーは定期的にヘルス・チェックを実行して、バックエンド・ポートの正常性をモニターし、それらにクライアント・トラフィックを転送します。 指定されたバックエンド・サーバー・ポートが正常でないことが検出されると、そのポートには新しい接続は転送されません。 ロード・バランサーはそれらの正常でないポートのモニターを続行し、連続する 2 回のヘルス・チェック試行を正常に渡すことによりそれらが再び正常な状態であることが検出されると、それらの使用を再開します。
ヘルス・チェックの定義は、それぞれのバックエンド・アプリケーション・ポートで必須です。 ヘルス・チェック構成のポートおよびプロトコルは、定義されたバックエンド・ポートおよびプロトコルと一致する必要があります。 そうでない場合、構成は拒否されます。
HTTP ポート、HTTPS ポート、および TCP ポートに対するヘルス・チェックは、以下のように実行されます。
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HTTP - 事前指定 URL に対する
HTTP GET
要求がバックエンド・サーバー・ポートに送信されます。200 OK
応答を受信すると、サーバー・ポートに正常のマークが付けられます。 デフォルトのGET
URL は、GUI を介した「/ 」で、カスタマイズ可能です。 -
HTTPS - バックエンド暗号化が有効でバックエンド・プロトコルが HTTPS に設定されている場合にのみ適用可能です。 ヘルス・チェック・メッセージがすべて SSL 暗号化されることを除き、メカニズムは HTTP と同じです。 詳しくは、バックエンド暗号化の設定を参照してください。
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TCP - ロード・バランサーは、指定された TCP ポートでバックエンド・サーバーとの TCP 接続をオープンします。 接続試行が成功するとサーバー・ポートに正常のマークが付けられます。 それから、接続がクローズされます。
デフォルトのヘルス・チェック間隔は 5 秒です。 ヘルス・チェック要求に対するデフォルト・タイムアウトは 2 秒、そしてデフォルトの再試行回数は 2 回です。