レイヤー 7 ルール
レイヤー 7 ルールは、着信トラフィックのどの部分を特定の値と突き合わせるのかを定義します。
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着信トラフィックがルールの指定値と一致する場合、そのルールは
true
と評価されます。 -
レイヤー 7 ルールは、必ずレイヤー 7 ポリシーと関連付けられています。 複数のレイヤー 7 ルールを同じレイヤー 7 ポリシーに関連付けることができます。
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複数のルールが 1 つのポリシーに関連付けられている場合、各ルールが
true
またはfalse
と評価されます。 -
ポリシーに関連付けられているすべてのルールが
true
と評価されると、そのポリシーのアクションが要求に適用されます。 それ以外の場合、ロード・バランサーは次のポリシーを評価します。レイヤー 7 追加ルール
ルールには、複数のタイプがあります。これらは、レイヤー 7 トラフィックのどの部分がルールと突き合わせられるのかを示します。
タイプ | 抽出および評価されるフィールド |
---|---|
HOST_NAME |
URL のホスト名の部分 (例: api.my_company.com ) |
FILE_TYPE |
ファイル・タイプを表す、URL の末尾 (例: jpg ) |
HEADER | HTTP ヘッダー内のフィールド |
COOKIE | HTTP ヘッダー内の名前付き Cookie |
PATH | URL のホスト名に続く部分 (例: /index.html ) |

ルールには比較タイプもあります。これは、ルールがどのように評価されるのかを示します。 ルールの比較タイプは以下のいずれかです。
比較タイプ | 評価のタイプ |
---|---|
REGEX |
抽出されたフィールド (例: hostname ) を、指定された正規表現と突き合わせます |
STARTS_WITH |
抽出されたフィールドが指定されたストリングで始まっているかどうかを検証します |
ENDS_WITH |
抽出されたフィールドが指定されたストリングで終わっているかどうかを検証します |
CONTAINS |
抽出されたフィールドが指定されたストリングを含んでいるかどうかを検証します |
EQUAL_TO |
抽出されたフィールドが指定されたストリングと同一かどうかを検証します |
すべてのルール・タイプがすべての比較タイプをサポートしているわけではありません。 例えば、FILE_TYPE
を使用する場合は、比較タイプ REGEX
および ENDS_WITH
を使用するのが最適です。
レイヤー 7 ルールのプロパティー
プロパティー | 説明 |
---|---|
タイプ | ルールのタイプを指定します。 ルールのタイプは、HOST_NAME 、FILE_TYPE 、HEADER 、COOKIE 、または PATH です。 |
比較タイプ | 比較タイプは、ルールを定義してトラフィックを分類するために、ルール・タイプ、キー、および値と関連して使用されます。 指定できる比較タイプは、REGEX 、STARTS_WITH 、ENDS_WITH 、CONTAINS 、または EQUAL_TO です。 |
キー | ルール・タイプ HEADER および COOKIE の記述キー。 |
値 | ルール・タイプ HEADER および COOKIE の場合、値がキーと比較されます。 |
反転 | この値を 1 に設定すると、この L7 ルール比較の値は、指定されたルールが一致しない場合に true に設定されます。 |
レイヤー 7 ポリシー ID | ルールが関連付けられるポリシーの固有 ID。 |