レイヤー 7 プール
レイヤー 7 (L7) プールは、着信要求を処理するためのサーバー (メンバー) の論理グループです。
レイヤー 7 ロード・バランシング機能は、ポリシーおよびルールに基づいて、着信トラフィックを異なるバックエンド・プールに転送できます。 この機能は、1 つのロード・バランサーに複数の L7 プールを関連付けることによってサポートされます。 レイヤー 7 プールは、アクションが redirect to pool であるレイヤー 7 ポリシーと共に使用されます。
L7 プールは、バックエンド・プロトコルとして HTTP と HTTPS の両方をサポートします。
セッション・パーシスタンス
レイヤー 7 プールごとにセッション・パーシスタンスを構成することができます。 詳しくは、IBM Cloud Load Balancer での高度なトラフィック管理を参照してください。
レイヤー 7 メンバー
レイヤー 7 プールと関連付けられたバックエンド・サーバーはレイヤー 7 メンバーと呼ばれます。
同じバックエンド・サーバーを、毎回異なるポート番号を指定することによって、L7 プールに複数回追加することができます。
ヘルス・チェックの構成
レイヤー 7 プールごとにヘルス・チェック定義が必須です。 L7 プール用のデフォルトのヘルス・チェックがシステムによって事前設定されます。
アプリケーションのニーズに合うように以下の設定をカスタマイズできます。
- 間隔 (Interval) - 2 つの連続するヘルス・チェック試行の間隔 (秒単位)
- タイムアウト (Timeout) - ヘルス・チェック要求に対してシステムが応答を待機する最大時間
- MaxRetries-サービスが正常でないと宣言する前にシステムが行う追加のヘルス・チェック試行の最大回数。
- URL パス (UrlPath) - レイヤー 7 ヘルス・チェックの HTTP URL パス。