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ユーザー自身の OS ライセンスまたはサブスクリプションの使用

ユーザー自身の OS ライセンスまたはサブスクリプションの使用

仮想ハード・ディスク (VHD) イメージを使用してイメージ・テンプレートを作成する場合、 Red Hat Cloud Access サブスクリプションを使用して独自の RHEL オペレーティング・システム・ライセンスを提供するか、Microsoft Enterprise Agreement を使用して Windows ライセンスを提供するかを選択できます。

ユーザー自身のライセンスを使用していることを示す IBM Cloud® のイメージをデプロイする場合、以下のサポート条件があります。

  • IBM では、ハイパーバイザー、インスタンスのプロビジョニング、イメージのインポート、イメージのリブート、OS の再ロード、イメージの取り込みをサポートします。
  • オペレーティング・システムのライセンスの購入元の会社が、そのイメージ自体をサポートします。

ユーザー自身のライセンスをイメージに提供する場合、イメージには以下の制約事項が適用されます。

  • イメージはプライベート・イメージです。 このイメージを公開して共有することはできません。
  • イメージに、ソフトウェアのアドオンを組み込むことはできません。 アドオンは、イメージのプロビジョン後にインストールする必要があります。

Red Hat Cloud Access の使用

Red Hat Enterprise Linux クラウド・プロバイダーとしての認定について詳しくは、 Infrastructure as a Service(IaaS)を参照してください。

ユーザー自身の Windows ライセンスの使用

以下の Windows バージョンがサポートされています。

  • Windowsサーバー2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016

既存の Windows ライセンスの資格、または報告要件について質問がある場合は、Microsoft の担当者に連絡してください。 ユーザー自身の Windows ライセンスを使用してイメージ・テンプレートを作成する場合は、専用ホストにそのイメージをプロビジョンする必要があります。 ユーザー自身の Windows ライセンスによってイメージを使用する場合は、ホストに自動的に割り当てられているパブリック・インスタンスまたは専用インスタンスをプロビジョンすることはできません。 また、ユーザー自身のライセンスによって Windows イメージ・テンプレートを作成または更新する場合は、Windows イメージを cloud-init イメージにすることはできません。

開始前に

まず、デバイス・メニューに移動して、タスクを完了するための正しいアカウント権限があることを確認します。

  • コンソールのデバイス・メニューに移動します。 詳しくは、デバイスへのナビゲートを参照してください。
  • 必要なアカウント権限とデバイス・アクセス権限があることを確認します。 アカウントの所有者、またはクラシック・インフラストラクチャーの**「ユーザーの管理」**権限を持つユーザーのみが、権限を調整できます。

許可について詳しくは、クラシック・インフラストラクチャー権限およびデバイス・アクセス権限の管理を参照してください。

ユーザー自身のライセンスを指定するイメージのインポート

VHD イメージをインポートし、オペレーティング・システムに関してユーザー自身のライセンスまたはサブスクリプションを提供することを指定できます。

イメージ・テンプレートの「イメージのインポート」ページにアクセスし、ユーザー自身のライセンスまたはサブスクリプションを使用するように VHD イメージにマークを付けるには、以下の手順を実行します。

  1. **「デバイス」メニューから、「管理」>「イメージ」**を選択します。
  2. **「イメージのインポート」**タブをクリックします。
  3. VHD イメージをインポートするために必要な情報を入力し、**「オペレーティング・システム」ドロップダウン・ボックスの近くに表示されている「自分のライセンス (Your License)」**チェック・ボックスを選択します。 イメージのインポートについて詳しくは、イメージの準備およびインポートを参照してください。

ユーザー提供の OS ライセンスを指定するようイメージ・テンプレートを更新

既存の VHD イメージ・テンプレートがある場合、オペレーティング・システムに関してユーザー自身のライセンスまたはサブスクリプションを提供することを指定できます。

イメージ・テンプレートにアクセスし、そのテンプレートでユーザー自身の既存のライセンスまたはサブスクリプションを使用することを通知するには、以下の手順を実行します。

  1. **「デバイス」メニューから、「管理」>「イメージ」**を選択します。
  2. テンプレートのリストから、更新するイメージ・テンプレート名をクリックします。
  3. 「イメージ・テンプレートの詳細」ページで、**「OS ライセンス」ヘッダーの下の「ユーザー提供 (User Provided)」チェック・ボックスを選択し、「更新」**をクリックします。