IBM Cloud オブジェクト・ストレージへのイメージのエクスポート
「イメージ・テンプレート」ページから、イメージ・テンプレートを IBM Cloud® Object Storage アカウントにエクスポートすることができます。
このイメージのエクスポート・プロセスでは、プライベートの既存の標準イメージ・テンプレート、または暗号化イメージのテンプレートを選択し、そのイメージを、IBM Cloud Object Storage アカウント上の指定された場所に保管されるイメージ・ファイルに変換します。
VMDK イメージをインポートした場合、そのイメージを VHD または VMDK 形式でエクスポートできます。 イメージ形式の間に違いがあるため、データが損失する可能性があります。 データ損失が発生した際にデータを保護するために、元の VHD ファイルが保存されます。
開始前に
まず、デバイス・メニューに移動して、タスクを完了するための正しいアカウント権限があることを確認します。
- コンソールのデバイス・メニューに移動します。 詳しくは、デバイスへのナビゲートを参照してください。
- IBM Cloud Object Storage に対する書き込み権限があることを確認してください。 アカウントの所有者、またはクラシック・インフラストラクチャーの**「ユーザーの管理」**権限を持つユーザーのみが、権限を調整できます。
許可について詳しくは、クラシック・インフラストラクチャー権限およびデバイス・アクセス権限の管理を参照してください。
このイメージ・テンプレートを IBM Cloud Object Storage にエクスポートする予定の場合は、イメージ・テンプレート名に Web アドレスで問題となる可能性のある文字が含まれていないことを確認してください。 例えば、?、=、<、およびその他の特殊文字は、URL エンコードされていないと、望ましくない動作を引き起こす可能性があります。
IBM Cloud オブジェクト・ストレージへのイメージのエクスポート
IBM Cloud オブジェクト・ストレージにイメージ・テンプレートをエクスポートするには、以下の手順を使用します。
- **「デバイス」メニューから、「管理」>「イメージ」**を選択します。
- エクスポートするイメージ・テンプレートの**「アクション」をクリックし、「IBM COS にイメージをエクスポート (Export Image to IBM COS)」**を選択します。 必要な構成のイメージ・テンプレートがまだ存在しない場合は、イメージ・テンプレートの作成を参照してください。
- 必須フィールドに入力します (表 1 を参照)。
- **「OK」**をクリックして、IBM Cloud Object Storage アカウントの指定した場所にイメージをエクスポートします。
フィールド | 値 |
---|---|
ファイル名 | イメージのファイル名を入力します。 |
IBM Cloud Object Storage | IBM Cloud Object Storage アカウントを選択します。 |
Location | イメージ・テンプレートを保管する特定の地理的領域を選択します。 |
バケット | イメージ・テンプレートを保管する IBM Cloud Object Storage バケットを選択します。 選択した地域の場所に存在するバケットだけが選択可能です。 選択した場所に存在しないバケットを指定すると、エラー・メッセージが表示されます。 |
API キー | IBM Cloud Object Storage に対する書き込みアクセス権限を持つサービス ID の API キーを指定します。 詳しくは、サービス ID の API キーの管理を参照してください。 |
対象ファイルの種類|エクスポートするファイルの種類を選択します。 VMDK イメージをインポートした場合、そのイメージを VHD または VMDK 形式でエクスポートできます。 ファイルが元々 VHD 形式であった場合は、VHD としてのみエクスポートできます。 |
次のステップ
イメージごとにサイズと特性が異なるため、エクスポート・プロセスが完了するまでに数分間かかることがあります。
エクスポートしたイメージは、イメージ・テンプレートのリストに残りますが、エクスポート・プロセスで指定した IBM Cloud Object Storage の場所にもファイルとしても存在するようになります。 イメージ・ファイルは IBM Cloud Object Storage からダウンロードできます。 IBM Cloud コンソールの「リソース・リスト」から、Cloud Object Storage サービス・インスタンスにアクセスします。 イメージが保管されているバケットで、ダウンロードするイメージ・ファイルを選択してから、**「オブジェクトのダウンロード (Download objects)」**を選択します。
イメージ・テンプレートを IBM Cloud オブジェクト・ストレージにエクスポートすると、各ブロック・デバイス (またはディスク) に独自のファイルが関連付けられます。 例えば、イメージ・ファイルの名前が image.vhd の場合、1 つ目のブロック・デバイスは image-0.vhd としてエクスポートされます。 2 つ目のブロック・デバイスは image-1.vhd としてエクスポートされる、というように続きます。