お客様持ち込みのゲートウェイ・アプライアンスの注文
IBM Cloud® ゲートウェイの 1G および 10G オファリングには、Virtual Router Appliance と Juniper vSRX が含まれています。 さらに、オペレーティング・システムをインストールしない、3 番目のゲートウェイ・ソリューションをデプロイすることもできます。 このソリューションは、同じ 1G と 10G のハードウェア、および同じネットワーキングを提供しますが、カスタム・オペレーティング・システムとゲートウェイ・ソフトウェア・スタックをインストールする柔軟性を提供します。 ベア・メタル・デバイスの IPMI から、ハイパーバイザーを含むオペレーティング・システムと仮想マシンをカスタム・インストールする必要があります。 BYOGWA プラットフォーム上のクライアントによって作成およびインストールされたゲートウェイ・アプライアンスの例としては、 pfSense をハード・ディスクに直接、Palo Alto VM-Series Firewall をハイパーバイザーに、 FortiGate-VM をハイパーバイザーに、Juniper vSRX をハイパーバイザーに、などがあります。
お客様持ち込みのアプライアンス (BYOA) オプションを使用してゲートウェイ・アプライアンスを注文するときに、このトピックの情報を使用してください。
選択したオペレーティング・システムとゲートウェイ・ソフトウェア・ソリューションのソフトウェア・ライセンスとイメージを、お客様が所持していることが必要になります。
リンクされているアカウントを使用した注文
BYOA オプションを使用してゲートウェイ・アプライアンスを注文するには、以下の手順を実行します。
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ブラウザーから、IBM Cloud コンソール を開き、アカウントにログインします。
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左上からメニュー・アイコン
を選択し、 **「クラシック・インフラストラクチャー」**をクリックします。
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**「ネットワーク」>「ゲートウェイ・アプライアンス」**を選択します。
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**「ゲートウェイ・ベンダー」セクションから「その他」**を選択します。
**「その他」**オプションが表示されない場合は、ご使用のアカウントでこれを有効にする方法の詳細について IBM サポートにお問い合わせください。
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**「ゲートウェイ・アプライアンス」**セクションで、ホスト名とドメイン・ネームの情報を入力します。 フィールドに取り込まれているデフォルト情報が正確であるか確認し、必要であれば訂正します。
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データ・センターの場所と必要な特定のポッドをメニューから選択します。
既に VLAN に関連付けられているポッドのみが表示されます。 リストされていないポッドにゲートウェイ・アプライアンスをプロビジョンする場合は、そのポッド内に VLAN を作成する必要があります。
デフォルトで高可用性オプションが選択されています。
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**「構成」**セクションで、プロセッサーを選択します。 シングル・プロセッサーは 1G で、デュアル・プロセッサーは 10G です。
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RAM 設定を選択します。
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新しいゲートウェイへのアクセスの認証に SSH 鍵を使用しようとしている場合は、SSH 鍵を選択します。
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**「ストレージ・ディスク」**セクションで、ストレージ要件にかなうオプションを選択します。
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**「ネットワーク・インターフェース」**セクションでアップリンク・ポート速度を選択します。 デフォルトでは単一のインターフェースが選択されますが、冗長やプライベートのオプションもあります。 ニーズに最も適したものを選択してください。
**「ネットワーク・インターフェース・アドオン (Network Interface Add Ons)」**セクションでは、必要に応じて IPv6 アドレスを選択することができます。また、追加で指定されているデフォルト・オプションがあれば表示されます。
- 選択内容を確認し、サード・パーティー・サービス契約を読んでチェック・マークを付けてから、**「作成」**をクリックします。 フォームで注文が自動的に検証されます。
注文が承認されると、IBM Cloud ゲートウェイのプロビジョニングが自動的に開始します。 プロビジョニング・プロセスが完了すると、新しいゲートウェイが「ゲートウェイ・アプライアンス」リスト・ページに表示されます。 ゲートウェイ名をクリックして「ゲートウェイの詳細」ページを開きます。デバイスの IP アドレス、ログイン・ユーザー名、パスワードが表示されます。
ゲートウェイでのオペレーティング・システムのインストール
ゲートウェイにオペレーティング・システムをインストールするには、以下の手順を実行します。
この手順では、IPMI インターフェースを使用して OS イメージのマウントとブートを行います。 インストールするオペレーティング・システムの ISO イメージと、ゲートウェイのソフトウェア・イメージ、および必要なライセンスがあることを確認してください。
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IBM Cloud コンソールの「ゲートウェイ・アプライアンス」ページにアクセスします。
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BYOG アプライアンスのゲートウェイ・アプライアンス名をクリックして、ゲートウェイ・アプライアンスの詳細ページにアクセスします。
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ページの左側の**「リモート管理」タブをクリックしてから、「管理の詳細」**セクションにリストされている IPMI のプライベート IP アドレスと、root の資格情報をメモします。
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オペレーティング・システム・イメージをマウントしてブートしてから、ベアメタル・サーバーでの ISO のマウントで説明されている方式の 1 つを使用してそれをインストールします。
ステップ 2 でメモした IPMI のプライベート IP アドレスと root の資格情報をここで使用します。
デフォルトでは、パスワードを入力しなくてもサーバーはマウント済みのイメージをブートするはずです。 このステップに進む前に、その他のメディアがサーバーにマウントされていないことを確認してください。
VPN 接続のセットアップについて詳しくは、IBM Cloud 仮想プライベート・ネットワーキングの概要を参照してください。
Java iKVM ビューアーと仮想ストレージ・フィーチャーを使用してお客様持ち込みアプライアンスの IPMI Web インターフェースにマウントされている Ubuntu 18.04 ISO イメージの例を以下に示します。