アプリ ID の登録

アプリ ID (バンドル ID) は、特定のアプリケーションを識別する固有の ID です。 各アプリケーションにアプリ ID が必要です。 プッシュ通知サービスなどのサービスは、App ID に対して構成されます。

• Appleデベロッパーポータルにアクセスし、Certificates, Identifiers & Proflesをi選択します。

  

• Identifiers > Add identifier buttonに移動します。

  

  *識別子ボタン

• 新しい「Identifier」を追加するボタンをクリックする。

  

  新しい識別子を追加するボタン

• 「アプリ ID」オプションを選択します。

  

  アプリIDオプション

• タイプを選択して、Continueをクリックします。

  

• 「App ID Prefix」にストリングを入力します。 Description フィールドにアプリ名を入力します。 例えば、 Event Notifications iOS アプリケーションです。

• Bundle ID」には*「Explicit*」を選択し、バンドルIDの値を指定する。 ドメイン名を逆にしたスタイルのストリングを指定することをお勧めします。 例えば、com.ibm.cloud.en.appなどです。

  

  *を作成する

• 「機能」からPush Notificationsチェック・ボックスを選択し、Continueをクリックします。

  

  を有効にする

• 設定を確認し、Register > Doneをクリックします。

これで、アプリケーション ID が登録されました。

開発および配布用 APNs SSL 証明書の作成

APNs 証明書を取得する前に、最初に証明書署名要求 (CSR) を生成し、それを Apple の認証局 (CA) にサブミットしておく必要があります。 CSR には、ユーザーの会社を識別する情報および Apple プッシュ通知に署名するために使用する公開鍵と秘密鍵が含まれます。 次に、iOS 開発者ポータル (iOS Developer Portal) で SSL 証明書を生成します。 証明書は、公開鍵および秘密鍵と共に「キーチェーンアクセス」に保管されます。

APNs は、以下の 2 つのモードで使用できます。

• サンドボックス・モード。開発およびテスト用です。
• 実動モード。App Store (またはその他のエンタープライズ配布メカニズム) を介してアプリケーションを配布するときのモードです。

開発環境と配布環境では別々の証明書を取得する必要があります。 証明書は、リモート通知の受信者であるアプリのアプリ ID に関連付けられます。 実動の場合は、最大 2 つの証明書を作成できます。 IBM Cloud は、証明書を使用して APNs との SSL 接続を確立します。

CocoaPods

use_frameworks!

target 'MyApp' do
   pod 'ENPushDestination', '~> 0.0.1'
end

Carthage

Carthage を使用してENPushDestinationをインストールするには、以下を Cartfile に追加します。

github "IBM/event-notifications-destination-ios-sdk" ~> 0.0.1

次に、以下のコマンドを実行して、依存関係とフレームワークをビルドする：

carthage update --platform iOS

Swift パッケージ・マネージャー

以下をPackage.swiftファイルに追加して、ENPushDestination を依存関係として識別します。 swift buildでプロジェクトをビルドすると、パッケージマネージャがENPushDestinationをクローンします。

dependencies: [
   .package(url: "https://github.com/IBM/event-notifications-destination-ios-sdk", from: "0.0.1")
]

通知からの登録抹消

以下のコード・スニペットを使用して、Event Notificationsからの登録を解除してください。

enPush.unregisterDevice { response, statusCode, error in
   /**.....*/
}

UserId ベースの登録から登録抹消するには、登録メソッドを呼び出す必要があります。 通知の登録 の Register without userId option を参照してください。

タグのサブスクライブ

subscribe APIは、指定されたタグのデバイスをサブスクライブする。 デバイスが特定のタグにサブスクライブすると、デバイスはそのタグについて送信された通知を受け取ることができます。

以下のコード・スニペットを iOS モバイル・アプリケーションに追加して、タグのリストにサブスクライブします。

// Subscribe to the given tag
enPush.subscribeToTags(tagName: "<tag_name>") { response, statusCode, error in
   /**.....*/
});

サブスクライブしたタグの取得

retrieveSubscriptionsWithCompletionHandler APIは、そのデバイスが購読しているタグのリストを返す。 モバイル・アプリケーションで以下のコード・スニペットを使用して、サブスクリプション・リストを取得します。

// Get a list of tags that to which the device is subscribed.
enPush.retrieveSubscriptionsWithCompletionHandler { response, statusCode, error in
   /**.....*/
}

タグからアンサブスクライブ

unsubscribeFromTags API は、リスト・タグからデバイス・サブスクリプションを削除します。 以下のコード・スニペットを使用して、デバイスがタグからアンサブスクライブできるようにします。

// unsubscibe from the given tag ,that to which the device is subscribed.
enPush.unsubscribeFromTags(tagName: "<tag_name>") { response, statusCode, error in
   /**.....*/
}

iOS デバイスでのプッシュ通知の受け取り

iOSデバイスでプッシュ通知を受け取るには、以下のSwiftメソッドをアプリケーションの'appDelegate.swift に追加する：

func application(_ application: UIApplication, didReceiveRemoteNotification userInfo: [AnyHashable : Any], fetchCompletionHandler completionHandler: @escaping (UIBackgroundFetchResult) -> Void) {

   //UserInfo dictionary will contain data sent from the server
}

対話式通知

1. 対話式プッシュ通知を有効にするには、通知アクション・パラメーターを通知オブジェクトの一部として渡す必要があります。 以下は、対話式通知を有効にするサンプル・コードです。

let actionOne = ENPushNotificationAction(identifierName: "FIRST", buttonTitle: "Accept", isAuthenticationRequired: false, defineActivationMode: .foreground)

let actionTwo = ENPushNotificationAction(identifierName: "SECOND", buttonTitle: "Reject", isAuthenticationRequired: false, defineActivationMode: .destructive)

let category = ENPushNotificationActionCategory(identifierName: "category", buttonActions: [actionOne, actionTwo])

let notificationOptions = ENPushClientOptions()
notificationOptions.setInteractiveNotificationCategories(categoryName: [category])
enPush.initialize(instanceGUID, destinationID, apiKey, notificationOptions)

1. AppDelegate.swift にコールバック・メソッドを実装します。

   func userNotificationCenter(_ center: UNUserNotificationCenter, didReceive response: UNNotificationResponse, withCompletionHandler completionHandler: @escaping () -> Void) {
      switch response.actionIdentifier {
         case "Accept":
         print("Clicked Accept")
         case "Reject":
         print("Clicked Reject")
         default:
      }
      completionHandler()
   }
   

このコールバック・メソッドは、ユーザーがアクション・ボタンをクリックすると呼び出されます。 このメソッドの実装は、指定された識別子に関連するタスクを実行し、completionHandlerパラメータのブロックを実行しなければならない。

登録のためのカスタム・デバイス ID の追加

DeviceIdを送信するには、ENPushClientOptionsクラスのsetDeviceIdメソッドを使用します。

let options = ENPushClientOptions();
options.setDeviceId(deviceId: "YOUR_DEVICE_ID");

各デバイスのカスタムDeviceId'unique を保持することを忘れないでください。

リッチ・メディア通知の使用可能化

リッチ・メディア通知は iOS 10 以降でサポートされます。 リッチ・メディア通知を受信するには、UNNotificationServiceExtension を実装します。 この拡張機能は、リッチ・メディア通知をインターセプトして処理します。

サービス拡張の didReceive() メソッドで、以下のコードを追加して、リッチ・プッシュ通知コンテンツを取得します。

override func didReceive(_ request: UNNotificationRequest, withContentHandler contentHandler: @escaping (UNNotificationContent) -> Void) {
   self.contentHandler = contentHandler
   bestAttemptContent = (request.content.mutableCopy() as? UNMutableNotificationContent)
   ENPushRichPushNotificationOptions.didReceive(request, withContentHandler: contentHandler)
}