IBM Cloud DNS Services の概説
IBM Cloud® DNS Services は、Virtual Private Cloud (VPC) のユーザーにプライベート DNS を提供します。 プライベート DNS のゾーンは、IBM Cloud でのみ、また、アカウント内の明示的に許可されたネットワークから要求された場合に限り、解決可能です。 開始するには、DNS Services コンソールを使用して IBM Cloud インスタンスを作成します。
開始前に
DNS Services を使用するには、IBM Cloud の VPC に、少なくとも 1 つの仮想サーバー・インスタンスが存在する必要があります。 存在しない場合は、Virtual Private Cloud の概要を参照してください。
プライベート DNS のリゾルバーは、プライベート DNS の名前の解決のために必要ですが、プライベート DNS ゾーンに存在するよう定義されていない名前に対する要求が行われた場合は、パブリック DNS の名前も解決します。
ステップ 1: DNS Services インスタンスを作成する
- IBM Cloud のカタログのページを開き、**「ネットワーキング」**を選択します。
- **「DNS Services」**タイルをクリックします。
- **「作成」**タブで、料金プランを選択し、オプションでサービス名とリソース・グループのデフォルトを更新します。
- 「作成」 をクリックします。
ステップ 2: DNS ゾーンを追加する
- 「リソース」ページから、DNS Services インスタンスを選択します。
- 「DNS ゾーン」ページの**「ゾーンの作成」**ボタンをクリックします。
- ゾーンの完全修飾ドメイン名を入力し、オプションでラベルと説明を追加します。 ドメイン・ネームは、最大 5 つのレベルを持つことができます。 サブドメインは、後でゾーン内に定義できます。
- **「ゾーンの作成」**をクリックします。
- ゾーンの作成が成功すると、「ゾーンの詳細 (zone details)」ページに移されます。
ステップ 3: DNS リソース・レコードを追加する
- 「DNS ゾーン」ページのテーブルからゾーンを選択します。
- **「DNS レコード」**タブを選択します。
- 「レコードの追加」 をクリックします。
- 表示されたパネルの**「タイプ」**メニューから、追加する DNS レコードのタイプを選択します。
- 選択したタイプの DNS レコードに必要なデータを入力します。
- 「レコードの追加」 をクリックします。
ステップ 4: DNS ゾーンへの許可ネットワークとしての VPC の追加
- 「DNS ゾーン」ページのテーブルからゾーンを選択します。
- **「許可されたネットワーク」**タブを選択します。
- **「ネットワークの追加」**をクリックします。
- **「リージョン」**ドロップダウン・メニューからリージョンを選択して、そのリージョン内のネットワークのリストを表示します。
- リストからネットワークを選択し、**「ネットワークの追加」**をクリックします。
VPC 内のリソースは、DNS ゾーンに関連付けられたレコードを解決できます (DNS ゾーンにレコードを追加するには、 ステップ 3 を参照)。 DHCP サーバーにより、応答内で DNS Services によって指定された DNS サーバーが返されます (161.26.0.7
および 161.26.0.8
)。 VPC 内のサーバーで
DHCP を無効にした場合は、オペレーティング・システムの文書に従って、そのサーバーで DNS サーバーの IP アドレスを静的に構成する必要があります。
ステップ 5: VPC からの DNS 名前解決が正常に機能することを検証する
VPC 上の仮想サーバー・インスタンスから dig
を使用して、ゾーン解決が機能するかどうかをテストします。 以下のコマンドを実行すると、解決結果が表示されます。
dig www.example.com
次のステップ
API を使用する場合は、以下の詳しいガイドに記載している手順に従ってください。