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パフォーマンス

パフォーマンス

IBM Cloud® Databases for MySQL デプロイメントは、手動で使用量に合わせてスケーリングすることも、特定のリソース条件下で自動スケーリングを行うように構成することもできます。 配備のパフォーマンスをチューニングする際に考慮すべき要素がいくつかあります。

デプロイメントのモニタリング

Databases for MySQL デプロイメントは、デプロイメント上のリソース使用状況の基本モニタリングのための IBM Cloud® Monitoring サービスと統合されています。 ディスク使用量や IOPS など、使用可能なメトリックの多くは、デプロイメントでの自動スケーリングを構成するのに役立つように示されます。 使用状況の傾向を観察し、それに対応するように自動スケーリングを構成することにより、リソースの枯渇のためにデータベースが不安定になる前に、パフォーマンス上の問題を軽減することができます。

ディスク IOPS

1 秒当たりの入出力操作数 (IOPS) は、ストレージ・ボリュームのタイプによって制限されます。 Databases for MySQL デプロイメント用のストレージ・ボリュームは、1 GB ティア当たり 10 IOPS の Block Storage エンデュランス・ボリュームにプロビジョンされます。 動作負荷が IOPS 限界に達している場合、またはそれを超えた場合、データベースの要求と操作は、ディスクがキャッチアップできるまで遅延されます。 重負荷が長時間に及ぶと、デプロイメントは照会を処理できなくなり、事実上使用不可になります。 応答の遅れや操作の失敗が発生した場合は、ディスクの IOPS 限界を超えている可能性があります。 ディスク・スペースを大きくすることによって、デプロイメントで使用できる IOPS 数を増やすことができます。

接続制限

Databases for MySQL では、MySQL データベースへの接続の最大数を 200 に設定します。 いくつかの接続は、データベースの状態と保全性を維持するために内部的に予約されているため、使用可能なままにしておいてください。 接続制限に達した後に新規接続を開始しようとするとエラーになります。 接続が原因でデプロイメントが過負荷になることを防止するには、接続プーリングを使用するか、デプロイメントをスケーリングして接続制限を引き上げてください。 詳しくは、『MySQL 接続の管理』 のページを参照してください。