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新規メジャー・バージョンへのアップグレード

新規メジャー・バージョンへのアップグレード

データベースのメジャー・バージョンが End Of Life (EOL) になったら、現行のメジャー・バージョンにアップグレードします。

IBM Cloud® Databases for MySQL カタログ ページ、 Cloud Databases CLI plug-in コマンド ibmcloud cdb deployables-show、または Cloud Databases API /deployables エンドポイントで、使用可能な MySQL のバージョンを確認します。

MySQL バージョン 8 へのアップグレードの要件

SHA-256 プラグイン

MySQL 8.0 では、 caching_sha2_passwordmysql_native_password ではなくデフォルトの認証プラグインです。

以下のエラーが発生した場合:

Server] Plugin sha256_password reported: ''sha256_password' is deprecated and will be removed in a future release. Please use caching_sha2_password instead'

影響を受けるユーザーを変更する必要があります。 次のようなコマンドを使用します。

ALTER USER usernmae@remoteip
IDENTIFIED WITH 'caching_sha2_password'
   RETAIN CURRENT PASSWORD

詳しくは、 SHA-256 プラグ可能認証を参照してください。

アップグレードのバックアップおよびリストア

データベースをアップグレードするには、新しいデータベース・バージョンを実行している新しいデプロイメントにデータの バックアップをリストア して、プロセスを開始します。

UI でのアップグレード

デプロイメント・ダッシュボード_の「バックアップ」_メニューからバックアップを復元する際に、新しいバージョンにアップグレードできます。 バックアップの**「復元」をクリックするとダイアログ・ボックスが表示され、このダイアログ・ボックスで新規デプロイメントのいくつかのオプションを変更できます。 その 1 つがデータベースのバージョンであり、アップグレードのターゲットにできるバージョンが自動的に取り込まれています。 バージョンを選択して「復元」**をクリックすると、プロビジョンとリストアのプロセスが開始されます。

CLI を使用したアップグレード

IBM Cloud CLI を使用してバックアップからアップグレードおよびリストアするには、リソース・コントローラーから プロビジョニング・コマンド を使用します。

ibmcloud resource service-instance-create <service-name> <service-id> <service-plan-id> <region>

パラメーターの service-nameservice-idservice-plan-idregion はすべて必須です。 また、JSON オブジェクト内の version パラメーターおよび backup_ID パラメーターを使用して -p を指定します。 新規デプロイメントは、バックアップ時のソース・デプロイメントと同じディスクおよびメモリーを適用して自動的にサイズ変更されます。

ibmcloud resource service-instance-create example-upgrade databases-for-mysql standard us-south \
-p \ '{
  "backup_id": "crn:v1:bluemix:public:databases-for-mysql:us-south:a/54e8ffe85dcedf470db5b5ee6ac4a8d8:1b8f53db-fc2d-4e24-8470-f82b15c71717:backup:06392e97-df90-46d8-98e8-cb67e9e0a8e6",
  "version":8
}'

API を使用したアップグレード

リソース・コントローラー API を使用してバックアップからアップグレードする前に、それを使用するために必要なステップを実行します。 その後、API に POST 要求を送信します。 パラメーターの nametargetresource_groupresource_plan_id はすべて必須です。 version および backup_ID も指定します。 新規デプロイメントのメモリーとディスクの割り振りは、バックアップ時のソース・デプロイメントと同じになります。

curl -X POST \
  https://resource-controller.cloud.ibm.com/v2/resource_instances \
  -H 'Authorization: Bearer <>' \
  -H 'Content-Type: application/json' \
    -d '{
    "name": "my-instance",
    "target": "bluemix-us-south",
    "resource_group": "5g9f447903254bb58972a2f3f5a4c711",
    "resource_plan_id": "databases-for-mysql-standard",
    "backup_id": "crn:v1:bluemix:public:databases-for-mysql:us-south:a/54e8ffe85dcedf470db5b5ee6ac4a8d8:1b8f53db-fc2d-4e24-8470-f82b15c71717:backup:06392e97-df90-46d8-98e8-cb67e9e0a8e6",
    "version":8
  }'