IBM Cloud Object Storage S3 API について
IBM Cloud® Object Storage API は、オブジェクトを読み書きするための REST ベースの API です。
認証と許可のために IBM Cloud® Identity and Access Management が使用され、アプリケーションを IBM Cloud に簡単にマイグレーションできるように S3 API のサブセットがサポートされています。
このリファレンス文書は継続的に改善されています。 この API をアプリケーションで使用することに関して技術的な質問がある場合は、StackOverflow に質問を投稿してください。 ibm-cloud-platform
タグと object-storage
タグの両方を追加してください。また、資料の改善のためにフィードバックをお寄せください。
Cloud Identity and Access Management トークンの扱いは比較的簡単であるため、基本的なストレージとの対話およびテストには curl
が適しています。 詳しくは、curl
解説書を参照してください。
以下の表では、IBM Cloud Object Storage API のすべての操作について説明します。 詳しくは、バケットまたはオブジェクトに関する API リファレンスのページを参照してください。
バケット操作
これらの操作は、バケットの作成、削除、情報の取得、および動作の制御を行います。
バケット操作 | 注 |
---|---|
GET バケット |
アカウントに属しているすべてのバケットのリストを取得するために使用されます。 |
DELETE バケット |
空のバケットを削除します。 |
DELETE バケット CORS |
バケットに設定された CORS (クロス・オリジン・リソース共有) 構成をすべて削除します。 |
GET バケット |
バケット内のオブジェクトをリストします。 一度にリストできるのは 1,000 オブジェクトに制限されています。 |
GET バケット CORS |
バケットに設定された CORS 構成をすべて取得します。 |
HEAD バケット |
バケットのヘッダーを取得します。 |
GET マルチパート・アップロード |
未完了またはキャンセル済みのマルチパート・アップロードをリストします。 |
PUT バケット |
バケットの命名には制約があります。 アカウントは 100 バケットに制限されます。 |
PUT バケット CORS |
バケットの CORS 構成を作成します。 |
オブジェクト操作
これらの操作は、オブジェクトの作成、削除、情報の取得、および動作の制御を行います。
オブジェクト操作 | 注 |
---|---|
DELETE オブジェクト |
バケットからオブジェクトを削除します。 |
DELETE バッチ |
1 つの操作でバケットから多数のオブジェクトを削除します。 |
GET オブジェクト |
バケットからオブジェクトを取得します。 |
HEAD オブジェクト |
オブジェクトのヘッダーを取得します。 |
OPTIONS オブジェクト |
CORS 構成を調べて、特定の要求を送信できるかどうかを確認します。 |
PUT オブジェクト |
バケットにオブジェクトを追加します。 |
PUT オブジェクト (コピー) |
オブジェクトのコピーを作成します。 |
マルチパート・アップロードの開始 | アップロードするパートのセットのアップロード ID を作成します。 |
パートのアップロード | アップロード ID と関連付けられた、オブジェクトのパートをアップロードします。 |
パートのアップロード (コピー) | アップロード ID と関連付けられた、既存オブジェクトのパートをアップロードします。 |
マルチパート・アップロードの実行 | 1 つのアップロード ID と関連付けられた一連のパートから 1 つのオブジェクトを組み立てます。 |
マルチパート・アップロードのキャンセル | アップロードをキャンセルし、アップロード ID と関連付けられた未処理パートを削除します。 |
パートのリスト | アップロード ID と関連付けられたパートのリストを返します。 |
IBM Cloud Object Storage の機能およびユース・ケースについて詳しくは、 ibm.com を参照してください。