Cloud Databases CLI
The Cloud Databases CLI プラグインは、Cloud Databases サービスの機能にアクセスするための付加的な方式を提供します。Cloud Databases CLI を使用すると、以下のサービスに接続して管理作業を行うことができます。
- IBM Cloud® Databases for PostgreSQL
- IBM Cloud® Databases for EnterpriseDB
- IBM Cloud® Databases for Redis
- IBM Cloud® Databases for Elasticsearch
- IBM Cloud® Databases for etcd
- IBM Cloud® Messages for RabbitMQ
- IBM Cloud® Databases for MongoDB
注記: Cloud Databases CLI プラグインを使用する場合は、IBM Cloud CLI をインストールする必要があります。
IBM Cloud CLI
IBM Cloud CLI は、コマンド・ライン・インターフェースを介して IBM Cloud アカウントやサービスへのアクセスを可能にする汎用の開発者用ツールです。
概要とインストールの説明が IBM Cloud CLI の概説ページに記載されています。提供されている cURL コマンドから CLI をインストールすると、複数の IDE の追加のプラグインおよび拡張機能を選択できます。
スタンドアロン・パッケージのみ、スタンドアロン IBM Cloud CLI のインストールのページからインストールすることができます。
IBM Cloud CLI でサービスにアクセスするときの権限は、ID およびアクセス管理の設定によって決まります。CLI を使用してサービスを表示または管理する (または自分のアカウントに属する別のユーザーに特権を付与する) ためには、正しい許可を設定する必要があります。IAM 管理について詳しくは、IAM の入門チュートリアルを参照してください
Cloud Databases CLI プラグインのインストール
IBM Cloud CLI の用意が完了したら、ログインして Cloud Databases プラグインをインストールするように指示します。
ibmcloud plugin install cloud-databases
ibmcloud cdb help
を使用すると、コマンドと使用法情報のリストを表示することができます。
ibmcloud cdb help
プラグインのヘルプを表示します。このコマンドを単独で使用すると、使用可能なトップレベルのコマンドが表示されます。別のコマンドを続きの部分に入力すると、その特定のコマンドのヘルプが表示されます。
ibmcloud cdb help [<command>]
コマンド・オプション
コマンド固有のオプションはありません。
例 task-show コマンドのヘルプを取得します。
ibmcloud cdb help task-show
デプロイメントとデプロイ可能なデータベース
Cloud Databases プラットフォームにデプロイ可能なデータベースとデータベース・バージョンに関する情報を取得します。また、ご使用の IBM Cloud アカウント上にあるすべての Cloud Databases のリストを取得します。
ibmcloud cdb deployables-show
deployables
は、新規データベース・デプロイメントで使用できるテンプレートです。このコマンドは、デプロイ可能なデータベース・タイプを表示します。具体的には、利用可能なデータベースのバージョンと、状況 (優先または安定) を表示します。
ibmcloud cdb deployables-show [--stable] [--preferred] [--json]
短いバージョン - deployables
コマンド・オプション
- `--stable` または `-s`
- 安定バージョンのデータベースのみをリストします。
- `--preferred` または `-p`
- 優先バージョンのデータベースのみをリストします。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 利用可能なすべての安定バージョンのデータベースを表示します。
ibmcloud cdb deployables-show --stable
ibmcloud cdb deployments
短いバージョン - ls
このコマンドを使用すると、アカウントに関連付けられているデプロイメントのリストを取得することができます。
ibmcloud cdb deployments [--all] [--json]
コマンド・オプション
- `--all` または `-a`
- インスタンス名と CRN を表示します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 現時点でアカウントに関連付けられているすべてのデプロイメントをリストします。
ibmcloud cdb ls
ibmcloud cdb deployment-about
短いバージョン - about
このコマンドを使用すると、インスタンス内にデプロイされているデータベースとそのバージョン、適用されているオプションに関する詳細を取得することができます。また、リソース・コントローラーの ID と GUID、リソース・プラン、現行の状態、タイプ、最後に確認された操作も表示されます。
ibmcloud cdb deployment-about <deployment name or CRN> [--all] [--json]
コマンド・オプション
- `--all` または `-a`
- リソース・コントローラーのレコードから得られるすべてのデータを表示します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「RedisDBOne」という名前のデプロイメントの詳細をリストします。
ibmcloud cdb about RedisDBOne
接続
デプロイメントに接続するときに使用する接続ストリングと証明書情報を取得します。オプションが適用されているデータベースの接続を管理します。
ibmcloud cdb deployment-connections
短いバージョン - cxn
デプロイメントの接続ストリングとその他の接続詳細を、ユーザーの資格情報が挿入されている形式または挿入されていない形式で表示します。
ibmcloud cdb deployment-connections [--user <userid>] [--password <password>] [--endpoint-type <endpoint type>] [--all] [--only] [--start] [--certroot <path>] [--json]
コマンド・オプション
- `--start` または `-s`
- 生成された CLI コマンドを実行して接続を開始します。フラグにパスワードが指定されていない場合は、コマンドによって対話式にパスワードの入力が要求されます。このプラグインは、コマンド・ラインでの対話にデフォルトのコマンドを使用し、安全な TLS セッションを確保するために CA 証明書を管理します。デフォルトでは、デプロイメントの管理者ユーザーとして接続します。
- `--user
` または `-u` - 接続設定を取得する際に使用するユーザー ID を設定します。これは接続ストリングに置き換えられます。デフォルトはデプロイメントの管理者ユーザーです。
- `--password
` または `-p` - 接続設定を取得する際に使用するパスワードを設定します。これは接続ストリングに置き換えられます。このストリングは、デフォルトで $PASSWORD と表示されます。
- `--endpoint-type [public or private]` または `-e [public or private]`
- 返される接続ストリングのエンドポイント・タイプ。「public」または「private」(default:「public」) のいずれかです。エンドポイント・タイプは表示の目的で使用されるだけで、実行に関係するわけではありません。
- `--all` または `-a`
- 利用可能なすべての接続設定 (接続ストリングの構成要素となる部分を含む) をリストします。
- `--certroot
` または `-c` - パスを証明書のルートとして使用します。パスが存在しない場合は、自動的に作成されます。`--save` フラグと連携して機能します。証明書ルートの値は、`$CERTROOT` 環境変数で設定することもできます。
- `--only [app or cli]` または `-o`
- `app` 接続または `cli` 接続に関連する設定のみを表示します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 デプロイメントに接続する方法を表示します。
ibmcloud cdb deployment-connections MyPSQL
(接続ストリングと CLI コマンド・ストリングが表示されます)
管理者としてデプロイメントに接続します。
ibmcloud cdb deployment-connections MyPSQL --start
このプラグインを実行すると、管理者パスワードの入力を求められ、その後 CLI コマンド・ストリングが実行されます。CLI コマンド・ストリングで使用されるコマンドがインストールされている必要があります。
特定のユーザーとパスワードの組み合わせでデプロイメントへの接続を行う方法の詳細をすべて表示します。
ibmcloud cdb cxn MyPSQL -a -u auser -p auserpassword
ibmcloud cdb deployment-cacert
短いバージョン - cacert
デプロイメントへの TLS/SSL 接続の検証に使用される自己署名証明書を表示します。結果は、デフォルトではコンソールに出力されますが、ファイルに保存することもできます。
ibmcloud cdb deployment-cacert <deployment name or CRN> [--user <userid>] [--save] [--certroot <path>] [--json]
コマンド・オプション
- `--user
` または `-u` - デフォルトでは、証明書の取得に管理者ユーザーが使用されます。ユーザーごとの証明書がサポートされているデプロイメントでは、オプションでこのフラグを使用してユーザーを指定することができます。
- `--save` または `-s`
- デコードした証明書を、証明書のルート・ディレクトリーに保存します。デフォルトは $HOME/.cloud/plugins/cdb/cdbcerts/ です。
- `--certroot
` または `-c` - パスを証明書のルート・ディレクトリーとして使用します。パスが存在しない場合は、自動的に作成されます。`--save` フラグと連携して機能します。証明書ルートの値は、`$CERTROOT` 環境変数で設定することもできます。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 MyPostgreSQL というデプロイメントの証明書を表示します。
ibmcloud cdb deployment-cacert MyPostgreSQL
同じデプロイメント用の証明書を現行ディレクトリーに保存します。
ibmcloud cdb deployment-cacert MyPostgreSQL --save --certroot .
注記: ファイル名は証明書名に基づく名前です。
ibmcloud cdb deployment-kill-connections
短いバージョン - kill-connections
デプロイメント上のすべての接続を閉じます。PostgreSQL でのみ使用可能です。
ibmcloud cdb deployment-kill-connections <deployment name or CRN> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- ユーザー作成タスクの完了を待機しません。ユーザー作成タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 このコマンドは、
postgresq-preproduction
というデプロイメントへのすべての外部接続を終了します。
ibmcloud cdb deployment-kill-connections postgresq-preproduction
ユーザー
デプロイメント上のユーザーのパスワードを作成、削除、または変更します。
ibmcloud cdb deployment-user-create
短いバージョン - user-create
デプロイメント・データベース上にユーザーを作成します。
ibmcloud cdb deployment-user-create <deployment name or CRN> <newusername> <newpassword> [--nowait] [--json]
newusername
は、デプロイメントのデータベースで使用するための正しくフォーマットされたユーザ名である必要があります。newpassword
は、データベースのパスワード・ルールに準拠する必要があり、10 文字以上の長さにする必要があります。
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- ユーザー作成タスクの完了を待機しません。ユーザー作成タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyPSQL」デプロイメント上に「fred」というデータベース・ユーザーを「X1234Y5678」というパスワードで作成します。
ibmcloud cdb deployment-user-create MyPSQL fred X1234Y5678
ibmcloud cdb deployment-user-delete
短いバージョン - user-delete
指定したデータベース・デプロイメントから既存のユーザーを削除します。
ibmcloud cdb deployment-user-delete <deployment name or CRN> <username> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- ユーザー削除タスクの完了を待機しません。ユーザー削除タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyPSQL」デプロイメントから「fred」というデータベース・ユーザーを削除します
ibmcloud cdb deployment-user-delete MyPSQL fred
ibmcloud cdb deployment-user-password
短いバージョン - user-password
指定したデータベース・デプロイメント上の指定ユーザーのパスワードを変更します。
ibmcloud cdb deployment-user-password <deployment name or CRN> <username> <newpassword> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- ユーザー・パスワード変更タスクの完了を待機しません。ユーザー・パスワード変更タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 データベース・デプロイメント「MyPSQL」上のユーザー「fred」のパスワードを「A9876B5432」に変更します
ibmcloud cdb deployment-password MyPSQL fred A9876B5432
データベース構成
デプロイメント上の構成可能設定をリストまたは変更します。新しい構成は、JSON ファイル、または JSON ストリングの設定で指定します。データベース・タイプによって設定は異なります。PostgreSQL または Redis に対応する_データベース構成の変更_ 方法を参照してください。
ibmcloud cdb deployment-configuration-schema
短いバージョン - config-schema
指定したデプロイメントの現行構成を取得します。
ibmcloud cdb deployment-configuration-schema <deployment name or CRN> [--description] [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
- `--description` または `-d`
- 設定の説明を表示します。
例
ibmcloud cdb deployment-configuration-schema my-redis-cache
ibmcloud cdb deployment-configuration
短いバージョン - configuration
指定したデプロイメントの構成を変更します。
ibmcloud cdb deployment-configuration <deployment name or CRN> [@JSON_FILE | JSON_STRING] [--json] [--nowait]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
例 「PGSettings4」という PostgreSQL デプロイメントの max_connections を 150 に変更します。
ibmcloud cdb deployment-configuration PGSettings4 '{"configuration":{"max_connections":150}}'
スケーリング
デプロイメントに割り振られているリソースの取得と構成を行います。
ibmcloud cdb deployables-groups-show
各デプロイメントはデプロイ可能なテンプレートから作成されます。deployables-groups-show
コマンドは、特定のタイプのデータベースの初期スケーリング・グループまたはデフォルト・スケーリング・グループを表示します。タイプ名は、deployables-show
コマンドで検出することができます。
ibmcloud cdb deployables-groups-show <deployable type> [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 PostgreSQL データベース・デプロイメントのデフォルト・グループ設定を表示します
ibmcloud cdb deployables-groups-show postgresql
ibmcloud cdb deployment-groups
短いバージョン - groups
デプロイメントのメンバーのスケーリング・グループ値を表示します。スケーリング・グループは、メモリー、CPU、およびディスクに関連しています。デフォルトのグループ名は「member」です。各グループには、グループ内のノードの数に続いて以下の項目が表示されます。
- Memory メモリーの合計割り振り量、メンバーごとの割り振り量、最小割り振り量、メモリーの合計量を増減する際の増分単位。
- CPU このグループ専用として使用する CPU の数。専用の CPU が構成されていない場合、CPU セクションのすべてのフィールドに 0 の値が表示されます。CPU グループは、調整可能な場合にのみ表示されます。
- Disk ディスクの合計割り振り量、メンバーごとの割り振り量、最小割り振り量、ディスクの合計量を増減する際の増分単位。
ibmcloud cdb deployment-groups <deployment name or CRN> [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyRedis」というデータベース・デプロイメントのスケーリング・グループ設定を表示します
ibmcloud cdb deployment-groups MyRedis
ibmcloud cdb deployment-groups-set
短いバージョン - groups-set
スケーリング・グループ (deployment-groups を参照) の値を設定します。ユーザーは、合計メモリー・サイズ (MB 単位) または合計ディスク・ストレージ (MB 単位) を設定することができます。これらはいずれも各メンバー間で均等に分割されます。割り振られる CPU の数も、利用可能な範囲で設定することができます。
ibmcloud cdb deployment-groups-set <deployment name or CRN> <memberid> [--memory <memory size>] [--disk <disk size>] [--cpu <value>] [--nowait] [--json]
memberid
は、これらの値の設定先となるグループの名前です。この名前は deployment-groups
コマンドで見つけることができます。通常、これは「member」です。
コマンド・オプション
- `--memory
` または `-m` - 指定されたデプロイメント・グループの合計メモリーを MB 単位の値で設定します。
- `--disk
` または `-d` - 指定されたデプロイメント・グループの合計ディスク・サイズを MB 単位の値で設定します。
- `--cpu
` または `-c` - 専用 CPU コアの数を設定します。
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyPGSQL」という PostgreSQL デプロイメントにある「member」グループの合計メモリーを 4096 MB に設定します。
ibmcloud cdb deployment-groups-set MyPGSQL member --memory 4096
自動スケーリング
自動スケーリング構成は、デプロイメントの自動スケーリングを制御するさまざまな条件を表します。
ibmcloud cdb deployment-autoscaling
短いバージョン - autoscaling
特定のデプロイメントのすべての自動スケーリング条件を取得します。
ibmcloud cdb deployment-autoscaling <deployment name or CRN> GROUP_ID [--json]
自動スケーリングは現在、デプロイメント上のデータ・メンバーにのみ適用されるため、GROUP_ID
は member
となります。
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
例
ibmcloud cdb deployment-autoscaling elasticsearch-preproduction member
ibmcloud cdb deployment-autoscaling-set
短いバージョン - autoscaling-set
デプロイメント上の自動スケーリングの条件を有効化、無効化、または設定します。
ibmcloud cdb deployment-autoscaling-set (NAME|ID) GROUP_ID (@JSON_FILE|JSON_STRING) [--json] [--nowait]
自動スケーリングは現在、デプロイメント上のデータ・メンバーにのみ適用されるため、GROUP_ID
は member
となります。設定または設定解除する自動スケーリング・パラメーターは、JSON オブジェクトで定義します。
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
- `--nowait` または `-n`
- コマンドの完了を待機しません。
例 このコマンドは、
elasticsearch-preproduction
というデプロイメントにおいて、I/O 使用率が特定のしきい値に達したときにメモリーを自動スケールするように設定します。
ibmcloud cdb deployment-autoscaling-set elasticsearch-preproduction member '{"autoscaling": { "memory": {"scalers": {"io_utilization": {"enabled": true, "over_period": "5m","above_percent": 90}},"rate": {"increase_percent": 10.0, "period_seconds": 300,"limit_mb_per_member": 125952,"units": "mb"}}}}'
読み取り専用レプリカ
読み取り専用レプリカの取得と構成を行います。現時点では、PostgreSQL デプロイメントのみが読み取り専用レプリカをサポートします。
ibmcloud cdb deployment-read-replicas
短いバージョン - read-replicas
指定したデプロイメントのすべての読み取り専用レプリカをリストします。
ibmcloud cdb deployment-read-replicas <deployment name or CRN> [--long] [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
- `--long` または `-l`
- 出力に追加フィールドを表示します。
例 「MyPGSQL」という PostgreSQL デプロイメントの読み取り専用レプリカをリストします。
ibmcloud cdb deployment-read-replicas MyPGSQL
ibmcloud cdb read-replica-leader
短いバージョン - rr-leader
指定した読み取り専用レプリカ・デプロイメントのリーダーを返します。
ibmcloud cdb read-replica-leader <deployment name or CRN> [--long] [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
- `--long` または `-l`
- 出力に追加フィールドを表示します。
例 「MyPGSQL-replica」という PostgreSQL 読み取り専用レプリカ・デプロイメントのリーダーをリストします。
ibmcloud cdb read-replica-leader MyPGSQL-replica
ibmcloud cdb read-replica-promote
短いバージョン - rr-promote
読み取り専用レプリカをスタンドアロン・インスタンスにプロモートします。
ibmcloud cdb read-replica-promote <deployment name or CRN> [--json] [--nowait] [--skip-initial-backup]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
- `--nowait` または `-n`
- コマンドの完了を待機しません。
- `--skip-initial-backup` または `s`
- データがリストアされた後、バックアップを取らずにインスタンスをリストアするオプションです。リストアされたデプロイメントが使用可能になるまでの時間が短縮されます。
例 「MyPGSQL-replica」という PostgreSQL 読み取り専用レプリカ・デプロイメントをスタンドアロン・デプロイメントにプロモートします。
ibmcloud cdb read-replica-promote MyPGSQL-replica
ibmcloud cdb read-replica-resync
短いバージョン - rr-resync
読み取り専用レプリカを再同期します。
ibmcloud cdb read-replica-resync <deployment name or CRN> [--json] [--nowait]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
- `--nowait` または `-n`
- コマンドの完了を待機しません。
例 「MyPGSQL-replica」という PostgreSQL 読み取り専用レプリカ・デプロイメントを再同期します。
ibmcloud cdb read-replica-resync MyPGSQL-replica
バックアップ
デプロイメント上のバックアップを管理するか、オンデマンド・バックアップを取ります。
ibmcloud cdb deployment-backups-list
短いバージョン - backups
特定のデプロイメントに関連付けられているバックアップのリストを表示します。結果として、バックアップ ID、タイプ、状況、および作成日からなる表が表示されます。結果はソートされ、直近のバックアップが最初になります。
ibmcloud cdb deployment-backups-list <deployment name or CRN> [--scheduled] [--first] [--json]
コマンド・オプション
- `--scheduled` または `-s`
- スケジュールされたバックアップのみを出力します。
- `--first` または `-f`
- 見つかった最初 (または直近) のバックアップのみを出力します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「Postgres2000」というデプロイメント上で選択可能なバックアップを表示します
ibmcloud cdb backups Postgres2000
ibmcloud cdb backup-show
バックアップに関する詳細を表示します。バックアップは、CRN ID (deployment-backups-list
コマンドで表示される ID) で識別されます。
ibmcloud cdb backup-show <CRN> [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 特定のバックアップの詳細を表示します。
ibmcloud cdb backup-show crn:v1:bluemix:public:databases-for-postgresql:us-south:a/54e8ffe85dcedf470db5b5ee6ac4a8d8:1b8f53db-fc2d-4e24-8470-f82b15c71717:backup:ebcea542-8d8c-4b6e-a7d4-922ffd08eb50
ibmcloud cdb deployment-backup-now
短いバージョン - backup-now
デプロイメント上でオンデマンド・バックアップを開始します。このコマンドは、実行中のバックアップをポーリングし、それが完了したら終了します。
ibmcloud cdb deployment-backup-now <deployment name or CRN> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- バックアップ・タスクの完了を待機しません。バックアップ・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「PgTips」というデプロイメントのバックアップを作成します
ibmcloud cdb deployment-backup-now PgTips
セキュリティー
デプロイメントの IP 許可リストを管理します。
ibmcloud cdb deployment-whitelist-list
短いバージョン - wl-ls
デプロイメントの現行許可リストを表示します。
ibmcloud cdb deployment-whitelist-list <deployment name or CRN> [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyPSQL」デプロイメントの現行許可リストをリストします
ibmcloud cdb deployment-whitelist-list MyPSQL
ibmcloud cdb deployment-whitelist-add
短いバージョン - wl-add
デプロイメントの現行許可リストに IP アドレスまたは IP 範囲を追加します。IP アドレスは IPv4 または IPv6 アドレスで、範囲は 1.2.3.0/24 のようなマスクされた IPv4 アドレスです。説明は、許可リストに記載されたアドレスまたは範囲を説明する、人間が読めるストリングであることが必要です。
ibmcloud cdb deployment-whitelist-add <deployment name or CRN> <allowlist address or range> <description> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- 許可リスト追加タスクの完了を待機しません。許可リスト追加タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyPSQL」デプロイメントの現行許可リストに IP アドレス 198.51.100.1 を追加します
ibmcloud cdb deployment-whitelist-add MyPSQL 198.51.100.1 "allowlisted for testing"
「MyPSQL」デプロイメントの現行許可リストに IP 範囲 198.51.100.0 から 198.51.100.255 を追加します
ibmcloud cdb deployment-whitelist-add MyPSQL 198.51.100.0/24 "Testing range is now open"
ibmcloud cdb deployment-whitelist-delete
短いバージョン - wl-del
デプロイメントの現行許可リストから IP アドレスまたは IP 範囲を削除します。IP アドレスは IPv4 または IPv6 アドレスで、範囲は 1.2.3.0/24 のようなマスクされた IPv4 アドレスです。
ibmcloud cdb deployment-whitelist-delete <deployment name or CRN> <allowlist address or range> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- 許可リスト削除タスクの完了を待機しません。許可リスト削除タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「MyPSQL」デプロイメントの現行許可リストから IP アドレス 198.51.100.1 を削除します
ibmcloud cdb deployment-whitelist-delete MyPSQL 198.51.100.1 "allowlisted for testing"
「MyPSQL」デプロイメントの現行許可リストから IP 範囲 198.51.100.0 から 198.51.100.255 を削除します
ibmcloud cdb deployment-whitelist-delete MyPSQL 198.51.100.0/24 "Testing range is now open"
タスク
デプロイメントに対してアクションを実行するたびにタスクが作成されます。タスクには、バックアップの取得、グループ・スケーリング、ユーザー・パスワードの変更などがあります。ほとんどの cdb
コマンドは、実行中のタスクをポーリングし、それが完了したら終了します。この動作は、--nowait
フラグを使って、タスク情報を返して終了するように変更することができます。成功したタスクのレコードは 24 時間から 48 時間表示され、失敗したタスクは
7 日から 8 日間表示されます。どの期間のタスクの履歴レコードも、Activity Tracker 統合を通じて入手できます。
ibmcloud cdb deployment-tasks-list
短いバージョン - tasks
指定したデプロイメントが作成されてからそこで実行されたすべてのタスクのリストを表示します。各タスクには、CRN、分かりやすい説明、完了比率、状況、および作成日が表示されます。
ibmcloud cdb deployment-tasks-list <deployment name or CRN> [--json]
コマンド・オプション
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 「NewRedis」というデプロイメントに対して実行されたタスクのリストを表示します
ibmcloud cdb deployment-tasks-list NewRedis
ibmcloud cdb task-show
短いバージョン - task
特定のタスクの状況を表示します。タスクは、CRN ID (deployment-tasks-list
コマンドで表示される) で識別されます。タスクが実行中の場合、コマンドはタスクの完了を待機し、定期的にポーリングしながら状況の変化を報告します。
ibmcloud cdb task-show <CRN> [--nowait] [--json]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- タスクの完了を待機しません。ユーザー・パスワード変更タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で表示します。
例 特定のバックアップ・タスクの詳細を表示します。
ibmcloud cdb task-show crn:v1:bluemix:public:databases-for-postgresql:us-south:a/54e8ffe85dcedf470db5b5ee6ac4a8d8:1b8f53db-fc2d-4e24-8470-f82b15c71717:task:0faea465-de5a-4f14-a5ff-b402fefbd652
Elasticsearch
Elasticsearch デプロイメントに固有のタスクを実行します。
ibmcloud cdb elasticsearch file-sync
短いバージョン - fs
ibm_file_sync
索引にあるファイルをディスクに同期します。詳しくは、Elasticsearch へのファイルのアップロードの資料を参照してください。
ibmcloud cdb elasticsearch file-sync <deployment name or CRN> [--json] [--nowait]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
例 「MyElasticsearch」というデプロイメント上でファイルをディスクに同期します。
ibmcloud cdb elasticsearch file-sync MyElasticsearch
PostgreSQL
PostgreSQL デプロイメントに固有のタスクを実行します。
ibmcloud cdb postgresql earliest-pitr-timestamp
短いバージョン - ept
ポイント・イン・タイム・リカバリーが可能な最も古い時刻を ISO8601 UTC 形式で返します。詳しくは、ポイント・イン・タイム・リカバリーの資料を参照してください。
ibmcloud cdb postgresql earliest-pitr-timestamp <deployment name or CRN> [--json] [--nowait]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
例
ibmcloud cdb postgresql earliest-pitr-timestamp postgresql-preproduction
ibmcloud cdb postgresql replication-slot-create
短いバージョン - rsc
新しい PostgreSQL レプリケーション・スロットを作成します。詳しくは、Wal2json の資料を参照してください。
ibmcloud cdb postgresql replication-slot-create <deployment name or CRN> <databasename> <slotname> <plugintype> [--json] [--nowait]
プラグイン・タイプは「wal2json」にすることが必要です。
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
例 デプロイメント名は「MyPostgres」、データベース名は「testdb」、スロット名は「slot1」でレプリケーション・スロットを作成します。
ibmcloud cdb postgresql replication-slot-create MyPostgres testdb slot1 wal2json
ibmcloud cdb postgresql replication-slot-delete
短いバージョン - rsd
指定した PostgreSQL レプリケーション・スロットを削除します。詳しくは、Wal2json の資料を参照してください。
ibmcloud cdb postgresql replication-slot-delete <deployment name or CRN> <slotname> [--json] [--nowait]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
例 デプロイメント名「MyPostgres」、スロット名「slot1」のレプリケーション・スロットを削除します。
ibmcloud cdb postgresql replication-slot-delete MyPostgres slot1
EnterpriseDB
EnterpriseDB デプロイメントに固有のタスクを実行します。
ibmcloud cdb enterprisedb earliest-pitr-timestamp
短いバージョン - ept
ポイント・イン・タイム・リカバリーが可能な最も古い時刻を ISO8601 UTC 形式で返します。詳しくは、ポイント・イン・タイム・リカバリーの資料を参照してください。
ibmcloud cdb enterprisedb earliest-pitr-timestamp <deployment name or CRN> [--json] [--nowait]
コマンド・オプション
- `--nowait` または `-n`
- グループ設定タスクの完了を待機しません。スケーリング・タスクの詳細を表示して終了します。
- `--json` または `-j`
- 結果を JSON で返します。
例
ibmcloud cdb enterprisedb earliest-pitr-timestamp enterprisedb-preproduction