IBM Hardware Security Module (HSM) クライアント・ソフトウェアのインストール

このステップでは、ハードウェア・セキュリティー・モニター (HSM) と対話するために必要なソフトウェアおよびユーティリティーを使用して Citrix Netscaler VPX をインストールします。

この手順のステップ 1 と 2 はオプションであり、セーフネット・ディレクトリーとその中のファイルまたはサブフォルダーが /var パスに欠落している場合にのみ必要です。 これらのリソースは、VPX をクライアント・ソフトウェアとともにインストールし、HSM ソフトウェアに関連するユーティリティーを VPX で実行できるようにするために必要です。

Control Portal の 「デバイス」>「デバイス・リスト」>「VPX 名の展開 (Expand VPX name)」 の下で、NetScaler CLI にアクセスするための資格情報を見つけます。

この文書リスト内のすべての VPX コマンドおよび出力は、 netscalername# (シェルの実行を示す) または > ( VPX CLI 自体の場合) のいずれかです。

1. (オプション) safenet_dirs.tar ファイルを取得し、/var ディレクトリー内の VPX に転送します。 以下の場所で safenet_dirs.tar ファイルをダウンロードします。

   • コマーシャル・ユーザー
   • 連邦政府ユーザー

   リンクにアクセスするには、 IBM Cloud アカウントにログインしていることを確認してください。

   この図は、 WinSCP ソフトウェアが safenet_dir.tar ファイルを Citrix VPXに転送する方法を示しています。

2. (オプション) tar ファイルを解凍します。

   	root@IBMADC690867-wnzs# tar -xvpf safenet_dirs.tar
   	x safenet/
   	x safenet/config/
   	x safenet/gateway/
   	x safenet/SAClient_600.tgz
   	x safenet/SAClient_622.tgz
   	x safenet/install_client.sh
   	x safenet/gateway/start_safenet_gw
   	x safenet/gateway/gw_delay
   	x safenet/config/safenet_config
   	x safenet/config/Chrystoki.conf
   

3. /var/safenet ディレクトリーにナビゲートし、フォルダーとファイルが転送されたことを確認します。

   	extracted
   	root@IBMADC690867-s6dr# cd safenet
   	root@IBMADC690867-s6dr# pwd
   	/var/safenet
   
   	root@IBMADC690867-s6dr# ls
   	SAClient_600.tgz        config                  install_client.sh
   	SAClient_622.tgz        gateway
   

4. バージョン 622 を使用してインストール・スクリプトを実行します。

   	root@IBMADC690867-s6dr# install_client.sh -v 622
   	*********************************************
   	Current Version: 622
   	Installing Version: 622
   	Starting to extract SAClient_622.tgz file.
   	Extracted SAClient_622.tgz file.
   	Removing SAClient_622.tgz file.
   
   	*********************************************
   
   	Now follow the configuration steps document available online on Citrix edocs.
   	*********************************************
   

5. safenet ディレクトリーが作成されたことを確認します。

   	root@IBMADC690867-s6dr# ls
   	SAClient_600.tgz        gateway                 installation.log
   	config                  install_client.sh       safenet
   

6. /var/safenet/config/ ディレクトリーにナビゲートし、 safenet_config スクリプトを実行します。

   	root@IBMADC690867-s6dr# cd /var/safenet/config/
   	root@IBMADC690867-s6dr# pwd               
   	/var/safenet/config
   
   	root@IBMADC690867-s6dr# sh safenet_config
   

7. /etc/Chrystoki.conf およびシンボリック・リンク /usr/lib/libCrystoki_64 が作成されたことを確認します。

   	root@IBMADC690867-s6dr# ls -l /etc/Chrystoki.conf
   	-rw-r--r--  1 root  wheel  1185 Jul 26 16:17 /etc/Chrystoki.conf
   	root@IBMADC690867-s6dr# ls -l /usr/lib/libCryptoki2_64.so
   	lrwxr-xr-x  1 root  wheel  54 Jul 26 16:17 /usr/lib/libCryptoki2_64.so ->
   	/var/safenet/safenet/lunaclient/lib/libCryptoki2_64.so
   

IBM Hardware Security Module が正常にインストールされます。