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CIS ネットワーク接続のトラブルシューティング

CIS ネットワーク接続のトラブルシューティング

以下の方法を利用して、ネットワーク接続のトラブルシューティングに役立つ情報を収集してください。

データが IBM Cloud Internet Services 接続を通過しているかどうかの判断

IBM Cloud® Internet Services (CIS) では、読み取り、追加、および変更が可能な HTTP ヘッダーが使用されます。 このヘッダーを使用すると、CF-Ray 番号を使用して、要求がどのように経路指定されたかをトレースできます。 CF-Ray 番号は、curl コマンドまたは「Claire」と呼ばれる Google Chrome プラグインを使用して見つけることができます。

データが CIS を経由したかどうかを知るには、各パケット上にある Ray ID を見つけます。

UNIX コマンド・ライン・ツール

  • curl (HTTP 用): $ curl -vso /dev/null http://example.com
  • dig (DNS 用): $ dig www.example.com
  • traceroute (ネットワーク用): $ traceroute example.com

例えば、端末コマンド curl -svo /dev/null YOUR_URL_HERE. -L の結果は次のようになります。

CF-RAY: 1ca349b6c1300da3-SJC

traceroute を実行するか?

経路が CIS パスを経由しているかどうかを確認するには、「ターミナル」ウィンドウで dig を実行する (Mac または Linux の場合) か、Windows コマンド・プロンプトで nslookup を使用します (Windows の場合)。

パケットに CF-Ray 値がある場合は、CIS を経由しています。

traceroute コマンドでは、IP 要求で使用されたパス全体が表示されます。

サポート・チームは、これらのコマンドを使用してユーザーを支援します。

CF-Ray ヘッダーの追加

ネットワークを介した Web サイトへの要求をトレースするのに役立つ CF-RAY ヘッダーが追加されます。 サポートと連携して接続性に関連する問題をトラブルシューティングする際に、これを使用します。 Apache と nginx の構成ファイルをいくらか編集することによって、ログ内の「レイ ID」を明示できます。

Apache

LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b \"%{Referer}i\" \"%{User-agent}i\" %{CF-Ray}i" cf_custom

CustomLog log/access_log cf_custom

NGINX

log_format cf_custom '$remote_addr - $remote_user [$time_local]  '
                    '"$request" $status $body_bytes_sent '
                    '"$http_referer" "$http_user_agent" '
                    '$http_cf_ray';

access_log  /var/log/nginx/access.log cf_custom;