CIS でのデータの保護
IBM Cloud® Internet Services を使用する場合にデータを安全に管理するには、どのようなデータが保管され、暗号化されるのか、また、保管されている個人データを削除するにはどうすればよいのかを正確に理解しておくことが重要です。
CIS でのデータの保管と暗号化
CIS は、Transport Layer Security (TLS) 1.2 を使用してエンドツーエンドで完全に暗号化されたチャネルを使用して クラウドフレア・サービスと対話します。 CIS は顧客データを保管しません。 お客様の特定の CIS 設定に関する設定データは、転送中も保存中も暗号化されます。 CIS 設定データは、UI、CLI、または API を介してお客様の要求に基づいて削除されます。
CIS での機密データの保護
CIS の構成に関連するデータはすべて、機密データとは見なされません。 構成データは、暗号化された状態で保存されます。 CIS オファリングでは、お客様管理の鍵は管理されません。 そのため、Key Protect も Hyper Protect Crypto Services も使用されません。
CIS でのお客様管理の鍵の操作
CIS オファリングでは、お客様管理の鍵は管理されません。
CIS のデータの削除
のCIS構成データは、UI、CLI、または API を介してリクエストされると削除されます。
CIS インスタンスの削除
CIS データ保存ポリシーでは、サービスの削除後にデータを保管する期間の長さが記述されています。 データ保存ポリシーは、CIS のご利用条件の中の IBM Cloud サービス記述に含まれています。 CIS インスタンスは、UI、CLI、または API によって削除されると、インスタンス・データは削除後 7 日間は保持されます。
インスタンスを削除する前に、インスタンス内のすべてのドメインを削除する必要があります。
CIS インスタンスを削除すると、すべてのデータが削除されます。
CIS の削除されたデータの復元
CIS は現在、削除済みのインスタンスを復元することができます。 CIS のインスタンスを削除してから、7 日間のデータ保存期間内であれば、その削除したサービス・インスタンスを復元できます。 7 日間の期間が終了すると、サービス・インスタンスは完全に削除されます。
リストア可能なサービス・インスタンスを表示するには、ibmcloud resource reclamations
コマンドを使用します。 削除したサービス・インスタンスを復元するには、ibmcloud resource reclamation-restore
コマンドを使用します。