CIS デプロイメントの管理に役立つツール
パブリック・ドメインのいくつかの UNIX システム管理ツールは、IBM Cloud® Internet Services (CIS) のデプロイメントの管理に役立ちます。
Sysadmin ツール
whois
(ドメイン識別ツール)dig
(DNS ツール)cURL
(HTTP および HTTPS ツール)netcat
(IP およびポート・ツール)traceroute
(ネットワーク・ツール)
外部テストとリモート・テストのための市販ツール
- GTMetrix (HTTP)
- Web page test (HTTP)
- WhatsMyDNS (DNS ツール)
- G Suite Toolbox (DNS および HTTP)
ログと履歴を検索するツール
HTTP アーカイブ・ファイル (HAR ファイル)
whois
の使用
whois
は UNIX システムのコマンド・ライン・ツールです。これを使用して、指定したドメイン名または IP アドレスのレジストラー情報を調べられます。 例えば、ドメインの指定の権威サーバーや、特定の IP アドレスの所有者などを検索できます。
例:
whois example.com
whois 8.8.8.8
dig
の使用
dig
は Unix のコマンド・ライン・ツールです。DNS 照会を実行し、特定ドメインの DNS レコードを確認できます。 このツールは nslookup
に似ています。
このコマンドのスキーマは dig <record_type> <domainname> <options>
です。
以下に例を示します。
dig example.com
dig my.example.com
dig example.com +trace
dig NS example.com
dig example.com @ns.example.com
cURL
の使用
cURL
は Unix のコマンド・ライン・ツールです。URL 構文を使用してデータを転送できます。 HTTP 要求を作成したり、サーバー応答を比較したりするためによく使用されます。
このコマンドのスキーマは curl -option1 -option2 http://example.com/url
です。
以下に例を示します。
curl -svo /dev/null http://www.example.com
curl -svo /dev/null -A “USER_AGENT_STRING” http://www.example.com
curl -svo /dev/null -H “host: www.example.com” http://ORIGIN_IP
curl -svo /dev/null -H https://www.example.com --resolve www.example.com:443:ORIGIN_IP
mtr
および traceroute
の使用
mtr
と traceroute
は UNIX のコマンド・ライン・ツールです。指定したホストまたは宛先サーバーへの特定のネットワーク・パスのパフォーマンスや遅延を測定できます。
以下に例を示します。
mtr -rwc 20 example.com -T -4
mtr -rwc 20 8.8.8.8 -T -6
traceroute example.com -T -4
traceroute 8.8.8.8 -T -6
オプション | 定義 |
---|---|
-c | 送信する ping の数を設定する |
-T | TCP トレースルートを強制する (通常は ICMP) |
-4 | IPv4 の使用を強制する |
-6 | IPv6 の使用を強制する |
HAR ファイルの生成
HAR ファイルは Web ブラウザーからの HTTP 要求の記録です。 Chrome などのブラウザーには、HAR ファイルの作成準備に役立つ「デベロッパー ツール」セクションがあります。 HARファイルの作成方法については、トラブルシューティングの「HARファイルを作成するには?