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アカウントでの HIPAA サポートの有効化

アカウントでの HIPAA サポートの有効化

アカウント所有者は、IBM Cloud® アカウントで「HIPAA サポートあり」を有効にすることができます。 HIPAA 対応サービスに保護医療情報 (PHI) を組み込むことを計画している場合は、HIPAA サポートが役立つ可能性があります。

米国における医療保険の積算と責任に関する法律 (HIPAA) と経済的および臨床的健全性のための医療情報技術 (HITECH) に関する法律は、電子的な医療トランザクションおよび情報の取り扱いの標準を定めています。 お客様またはお客様の会社が HIPAA が定める適用対象事業体である場合、HIPAA および HITECH 法によって規定されている機密性の高いワークロードを実行する場合は、「HIPAA サポートあり」設定を有効にする必要があります。 IBM Cloud のコンプライアンスについては、 IBM Cloud のコンプライアンス をご覧ください。

この設定を有効にすると、次の影響があります。

  • カタログで HIPAA 対応サービスをフィルター処理できるようになります
  • ご使用のアカウントに保護医療情報 (PHI) が保管されていることが IBM に示されます
  • 適用対象事業体に対する IBM Business Associate Addendum (BAA) にデジタル処理で同意します

この設定は、お客様またはお客様の会社が HIPAA が定める適用対象事業体である場合にのみ有効にしてください。 貴社または貴殿の会社が対象事業体の業務関係者である場合は、 IBM Cloud までご連絡の上、該当するBAAを受諾してください。 HIPAAの対象事業体および業務提携先の定義の詳細については、 米国保健社会福祉省のウェブサイトを参照のこと。

「HIPAA サポートあり」設定を有効にしたアカウントは、サービスの全カタログに引き続きアクセスできます。IBM Cloud サービスは通常、複数のプランを提供します。 サービスの「HIPAA 使用可能」ラベルは、使用可能なすべてのプランに適用することも、特定のプランまたは構成に制限することもできます。 お客様は、PHI を HIPAA 対応の製品プランに制限することと、HIPAA および HITECH に準拠して設計を行うことに関して、一切の責任を負うものとします。

  1. IBM Cloud コンソールで、管理 > アカウントに移動し、コンソールでアカウント設定を選択します。

  2. 「HIPAA サポートあり」オプションに対して、オンをクリックします。

  3. この設定の有効化に関する説明を読みます。

    設定を有効にした後に、無効にすることはできません。

  4. 同意するを選択し、送信をクリックします。

    「HIPAA サポートあり」設定を有効にすると、「HIPAA 対応」フィルターを使用して、HIPAA 対応の製品を検索できるようになります。 IBM Cloud カタログで、コンプライアンスセクションを展開し、HIPAA 対応を選択してください。