ディザスター・リカバリー
IBM® Db2® Warehouse on Cloud の災害復旧 (DR) バックアップは、デフォルトで有効になっています。
Db2 Warehouse on Cloud インスタンスがデプロイされているデータ・センターで災害イベントが発生した場合、 IBM サービス・オペレーターは、最新の災害復旧バックアップを使用して、お客様と協力して別のデータ・センターに新しいデータウェアハウスを立ち上げます。
Db2 Warehouse on Cloudでの DR およびレプリケーションについて詳しくは、 レプリケーション を参照してください。
IBM Cloud
IBM Cloudにデプロイされたインスタンスの場合、災害復旧 (DR) バックアップは日次スナップショット・バックアップを補完します。 これらは、災害またはシステムの損失が発生した場合に、 IBM サービス・オペレーターがシステム・リカバリーの目的でのみ使用します。
データベースのフルバックアップは、災害復旧のために週に 1 回行われます。 この DR バックアップは、暗号化され、IBM Cloud Object Storage (COS) に保管されます。 IBM COS は、各 DR バックアップを複数の IBM Cloud リージョンに複製して、1 つのゾーンで障害が起こっても可用性が確保されるようにします。 サポート・チケットを開いて、バックアップの複製先のリージョンを確認することができます。
デフォルトでは、過去 2 週間の DR バックアップが保持されます。 IBM Cloud 上の DR バックアップの RPO は 1 週間です。 災害発生時の RTO はデータベースのサイズによって異なり、データのテラバイト当たり 1.5 時間です。
災害復旧バックアップは、このマネージド・サービスの一部として定期的に作成することが不可欠です。 バックアップが実行される時間枠について懸念があり、システム上でよりビジーではない時間にバックアップをスケジュールしたい場合は、サポート Case をオープンしてください。
Amazon Web Services
Amazon Web Servicesにデプロイされた場合、 バックアップおよびリストア で説明されている日次スナップショット・バックアップも災害復旧の目的で使用されます。 この DR バックアップは暗号化され、各リージョンの 3 つのアベイラビリティー・ゾーン (AZ) の Amazon Web Services S3 に保管されます。 リージョン DR バックアップを使用すると、必要に応じてインスタンスを同じリージョン内の別のゾーンにリストアできます。 Amazon Web Services での DR バックアップの RPO は 24 時間です。 災害が発生した場合の RTO は約 4 時間です。
ブラジル: 補足ルール 14 (ブラジル連邦政府を対象としてプロビジョンされたシステムに適用)
AWSでホストされている現行世代のプランの場合、補足ルール 14 により、 Db2 Warehouse on Cloud オファリングの災害復旧 (DR) オプションは、ブラジル連邦政府では使用できません。