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スケーリング

スケーリング

IBM® Db2® Warehouse on Cloud は、コンピュートとストレージを個別にスケーリングする機能を提供します。 コンソールを使用して、リソースを即時にスケーリングしたり、スケーリング操作をスケジュールしたり、REST API を使用してインスタンスをプログラムでスケーリングしたりすることができます。

コンソールを使用するには、 「管理」 をクリックし、 「& ストレージの計算」 ページの 「スケーリング」 タブをクリックします。

Web コンソールの「スケーリング」タブの表示
図 1. 「スケーリング」タブのスクリーン・ショット

REST API を使用して計算またはストレージをスケーリングする方法については、 REST APIを参照してください。

オンデマンドのスケーリングは 1 時間単位で課金されます。 これにより、必要な場合にのみ追加リソースの支払いを行うことができます。 例えば、平日にワークロードが重くなった場合にコンピュートをスケールアップし、週末にスケールダウンすることができます。

スケーリングの計算

すべてのプランで、コンピュートのスケールアップ/スケールダウンを行うことができます。 メモリーは、コンピュート・リソースのスケール・アップ/スケールダウンに応じて比例してスケール・アップ/スケールダウンされます。 コンピュートのスケーリング中には、コミットされていないすべてのトランザクションはロールバックされます。

コンピュート・スケール操作には、約 45 分のダウン時間が必要です。 ダウン時間は、必要になるクラッシュ・リカバリー処理の容量により異なります。 ベスト・プラクティスは、スケーリング操作の前にワークロードを正常に終了させるか、アクティビティーの短時間の間にスケーリング操作をスケジュールすることです。

ストレージ・スケーリング

AWS でホストされている現行世代のプラン (ネイティブ・オブジェクト・ストレージをサポートする 2023 年 7 月以降にデプロイされたプラン) を使用すると、ストレージをスケールアップまたはスケールダウンできます。 ストレージをスケールダウンする機能により、より高価なブロック・ストレージからより安価なクラウド・ストレージにデータを移動する際のコストを削減できます。 他のすべてのプランでは、ストレージのスケールアップのみが可能です。

ストレージの自動スケーリングを有効にすることもできます。 自動スケーリングを有効にすると、ストレージ使用量が指定したしきい値を超える場合に、 Db2 Warehouse on Cloud インスタンス上のストレージが自動的にスケールアップされます。 以下のスクリーン・ショットは、 IBM Cloudでホストされている Db2 Warehouse on Cloud Flex インスタンスのコンソールの自動スケーリング・パネルを示しています。

「ストレージ自動スケーリング」タブ
図 2。 自動スケーリング・タブのスクリーン・ショット

ストレージのスケールアップはオンライン操作です。 ストレージのスケールダウンにはダウン時間が必要です。