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ドライバー・パッケージ

ドライバー・パッケージ

Db2 on Cloud ドライバー・パッケージには、クライアント・アプリケーションを Db2 on Cloud データベースに接続するためのソフトウェアが含まれています。

製品情報

  • ドライバー・パッケージには、CLPPlus などのクライアント・インターフェース・ツールが含まれています。
  • ドライバー・パッケージには、以下のドライバーも含まれています。
    • JDBC
    • Node.js
    • Ruby
    • ODBC
    • CLI
    • .Net
    • OLE DB
    • その他

インストール済みであるか

ドライバー・パッケージがコンピューター上に既に存在することを確認して再インストールをスキップできるようにするか、バージョン番号を判別するには、 db2level コマンドを使用できます。

ダウンロード中

ご使用のオペレーティング・システム用のドライバー・パッケージは、ドライバー・ダウンロード・センターからダウンロードできます。 Web コンソールには、サイトへのリンクが用意されています。 Web コンソールで、 **「管理」>「接続」**を選択します。 ご使用のオペレーティング・システムのタブを選択します。

インストール

以下のオペレーティング・システム版のドライバー・パッケージをインストールします。

Linux または PowerLinux 上でのドライバー・パッケージのインストール

installDSDriver を使用して、Linux または PowerLinux 上で Db2 on Cloud ドライバー・パッケージをインストールできます。

前提条件

Db2 on Cloud データベースへの接続を試行する前に、前提条件を満たしていることを確認します。

PowerLinux でのみ 、以下のステップを実行して XL C/C++ コンパイラーのランタイム・パッケージをインストールします。

  1. FTP サイトから XL C/C++ コンパイラーのランタイム・パッケージをダウンロードします。 例えば、 wget ツールを使用して Linux リトル・エンディアン Ubuntu 14 のランタイム・パッケージをダウンロードするには、以下のコマンドを発行します。

    wget ftp://public.dhe.ibm.com/software/server/POWER/Linux/rte/xlcpp/le/ubuntu/dists/trusty/main/binary-ppc64el/*

  2. 以下のコマンドを発行して、ランタイム・パッケージをインストールします。

    sudo dpkg -iG *.deb

手順

  1. 先ほどダウンロードした圧縮ドライバー・パッケージ・ファイルを解凍します。

    例:

    gunzip file_name.tar.gz

    tar -xvf file_name.tar

    解凍コマンドを実行したディレクトリーに dsdriver サブディレクトリーが作成されます。

  2. Java ドライバーと ODBC/CLI ドライバーを抽出します。

    a. dsdriver サブディレクトリーで、 installDSDriver コマンドを実行します。

    installDSDriver コマンドにより、db2profiledb2cshrc のスクリプト・ファイルが dsdriver ディレクトリー内に作成されます。

    b. ご使用のシェル環境に基づいて、以下のいずれかのスクリプト・ファイルを実行します。

    • Bash または Korn シェル : source db2profile
    • C シェル : source db2cshrc

次のステップ

ローカル・アプリケーションまたはクライアント・ツールを Db2 on Cloud データベースに接続できるようにするには、ローカル環境を構成します

Mac OS X 上でのドライバー・パッケージのインストール

installDSDriver.sh スクリプトを使用して、Db2 on Cloud ドライバー・パッケージを Mac OS X にインストールできます。

前提条件

Db2 on Cloud データベースへの接続を試行する前に、前提条件を満たしていることを確認します。

手順

  • 新規インストールの場合

    1. macos_dsdriver.dmg ファイルをダブルクリックして、ディスク・イメージをマウントします。

      新しい Finder ウィンドウが開いて、ディスク・イメージの内容が表示されます。

      Finder ウィンドウが開かない場合は、デスクトップにある macos_dsdriver アイコンをダブルクリックしてください。

    2. Finder ウィンドウで、installDSDriver.sh ファイルをダブルクリックします。

    ドライバー・パッケージは、デフォルトの場所である /Applications/dsdriver にインストールされます。

  • 既存のドライバー・パッケージ・インストールの更新の場合

    1. 現在の構成ファイルをバックアップします。

      a. Applications/dsdriver/cfg フォルダーに移動します。

      b. 以下のファイルを別のフォルダーにコピーします。

      db2cli.ini

      db2dsdriver.cfg

    2. dsdriver フォルダーを右クリックし、 「ごみ箱に移動 (Move to Trash)」 を選択して、現在インストールされているドライバー・パッケージを削除します。

    3. 前述の『 新規インストールの場合 』セクションの説明に従って、以下のように新規ドライバー・パッケージをインストールします。

      a. macos_dsdriver.dmg ファイルをダブルクリックして、ディスク・イメージをマウントします。 b. Finder ウィンドウで、installDSDriver.sh ファイルをダブルクリックします。

    4. 以下のように構成ファイルをリストアします。

      ステップ 1 で保存した db2cli.ini ファイルと db2dsdriver.cfg ファイルを /Applications/dsdriver/cfg フォルダーにコピーします。

次のステップ

ローカル・アプリケーションまたはクライアント・ツールを Db2 on Cloud データベースに接続できるようにするには、ローカル環境を構成します

Windows 上でのドライバー・パッケージのインストール

インストーラーを使用して、Windows 上で Db2 on Cloud ドライバー・パッケージをインストールできます。

前提条件

Db2 on Cloud データベースへの接続を試行する前に、前提条件を満たしていることを確認します。

手順

  1. ダウンロードした実行可能ファイルを管理者として実行します。

    ドライバー・パッケージのデフォルト・インストール・パスは Program Files\IBM\IBM DATA SERVER DRIVER です。

  2. (オプション): ドライバー・パッケージのインストール・ディレクトリーの bin サブディレクトリーを %PATH% 環境変数に追加します (コマンド実行可能ファイルへの絶対パスを指定せずに db2cli コマンドを実行できるようになります)。

次のステップ

ローカル・アプリケーションまたはクライアント・ツールを Db2 on Cloud データベースに接続できるようにするには、ローカル環境を構成します

ローカル環境の構成

ローカル・アプリケーションおよびツールを Db2 on Cloud データベースに接続するには、環境を構成する必要があります。

前提条件

Db2 on Cloud データベースへの接続を試行する前に、前提条件を満たしていることを確認します。

手順

  1. ドライバー構成ファイル db2dsdriver.cfg に、データベースに関する項目を追加します。

    構成ステップは、データベースへの接続に SSL を使用するかどうかに応じて異なります。

    SSL を使用する場合

    SSL を使用してアプリケーションやツールをデータベースに接続するには、Linux オペレーティング・システムのコマンド・シェル、Windows コマンド・プロンプト、または DB2 コマンド・ウィンドウで以下のコマンドを入力します。

    db2cli writecfg add -database BLUDB -host <hostname> -port <port>

    db2cli writecfg add -dsn <alias> -database BLUDB -host <hostname> -port <port>

    db2cli writecfg add -database BLUDB -host <hostname> -port <port> -parameter "SecurityTransportMode=SSL"

    ここで、

    • <hostname> は、サーバーのホスト名です。
    • <alias> は、選択した別名です。 この別名を、データベース名「BLUDB」と同じ名前にすることはできません。 別名内にスペースを含める場合は、別名を二重引用符で囲みます。
    • <port> は、サーバーに割り当てられたポート番号です。

    SSL を使用しない場合

    SSL を使用せずにアプリケーションやツールをデータベースに接続するには、Linux オペレーティング・システム上のコマンド・シェル、Windows コマンド・プロンプト、または DB2 コマンド・ウィンドウで以下のコマンドを入力します。

    db2cli writecfg add -database BLUDB -host <hostname> -port <port>

    db2cli writecfg add -dsn <alias> -database BLUDB -host <hostname> -port <port>

    ここで、

    • <hostname> は、サーバーのホスト名です。
    • <alias> は、選択した別名です。 この別名を、データベース名「BLUDB」と同じ名前にすることはできません。 別名内にスペースを含める場合は、別名を二重引用符で囲みます。
    • <port> は、サーバーに割り当てられたポート番号です。
  2. 以下のようにコマンド・プロンプトから db2cli validate コマンドを発行して、接続をテストします。

    db2cli validate -dsn <alias> -connect -user <userid> -passwd <password>

    ここで、

    • <alias> は、 db2cli writecfg コマンドを使用して作成した別名です。
    • <userid> は、Db2 のユーザー ID です。
    • <password> は、Db2 のパスワードです。
  3. (オプション): ローカルの ODBC アプリケーションやツールをデータベースに接続できるようにするには、以下のように DSN を ODBC ドライバー・マネージャーに登録します。

    コマンド・ラインから以下のコマンドを実行します。

    db2cli registerdsn -add -dsn <alias>

    ここで、

    • <alias> は、 db2cli writecfg コマンドを使用して作成した別名です。

    デフォルトでは、DSN はユーザー DSN として作成されます。