デプロイメント・レコードの公開
Jenkins を使用してデプロイメント・レコードを公開することで、プロジェクトを IBM Cloud® DevOps Insights に統合することができます。 デプロイメント・レコードは、デプロイメント・プロセスで実行されたデプロイメントについて DevOps Insights に通知します。 このレコードには、アプリケーション名、ビルド ID、環境名、デプロイメントの状況などが含まれています。 特定のビルドについては、デプロイメント・レコードのアプリケーション名およびビルド ID は、ビルド・レコードで使用されているアプリケーション名およびビルド ID と一致する必要があります。
開始前に
デプロイメント・レコードを公開する前に、ビルド・レコードを公開する必要があります。 詳しくは、Jenkins を使用したビルド・レコードの公開を参照してください。
デプロイメント・レコードの公開
publishDeployRecord ステップでデプロイメント・レコードを公開します。 このステップでは、2 つのパラメーターが必要です。 3 つのオプション・パラメーターのうち 2 つを指定することもできます。
パラメーター | 定義 |
---|---|
environment |
アプリのデプロイ先の環境 (DEV、STAGING、またはその他の値)。 |
result |
ビルド・ステージの結果。 値は SUCCESS または FAIL です。 |
appUrl |
オプション: アプリケーションにアクセスするために使用する URL。 |
buildNumber |
オプション: バージョン番号を表す任意のストリングに設定された値。 |
applicationName |
オプション: アプリケーション名を設定します。 この値が設定されている場合、環境変数 IBM_CLOUD_DEVOPS_APP_NAME は無視されます。 |
以下のコマンド例にはパラメーターが含まれています。 最初のコマンドはステージング環境のデプロイメント・レコードを公開します。 2 番目のコマンドでは実稼働環境のデプロイメント・レコードを公開します。
publishDeployRecord environment: "STAGING", appUrl: "http://staging-Weather-App.mybluemix.net", result:"SUCCESS"
publishDeployRecord environment: "PRODUCTION", appUrl: "http://Weather-App.mybluemix.net", result:"SUCCESS"
コマンドごとに、ツールチェーン ID を指定して環境変数をエクスポートする必要があります。 詳しくは、環境変数と定義を参照してください。
デプロイメント頻度の表示
デプロイメント・ジョブが完了すると、指定されたビルドとアプリが環境にデプロイされたことを示すメッセージがパイプラインによって DevOps Insights に公開されます。 デプロイメント・レコードは「デプロイメント頻度」ページで表示できます。 「デプロイメント頻度」ページを表示するには、以下の手順を実行します。
- IBM Cloudコンソールから、メニューアイコンの
>Platform Automation>Toolchains をクリックします。
- ツールチェーンを選択します。
- ツールチェーンの「概要」ページの**「IBM Cloud ツール」カードで、「DevOps Insights」**をクリックします。
- **「デプロイメント頻度」**をクリックします。
次のステップ
Jenkins を使用してテスト結果を公開します。